4. ゲームの傾向と対策


4.1. クロービスの操作

ゲームを有利に進めるには,あたりまえですがクロービスの基本操作に精通することが重要です.本節ではクロービスの操作技法について説明します.クロービスの基本動作は「移動」「ジャンプ」「攻撃」の三つです.まずこれについて説明しましょう.

さて基本の動作は以上の通りですが,さらにいくつか特殊な動作をすることができます.

以上が公式に名前のついてる動作です.基本的にこれらの操作を組みあわせて,エリアを突きすすんで行くわけですが,より有利にエリアをクリアするためには,いくつかのテクニックを知っていることが重要です.本節の以下の部分においては,それらのテクニックについてこっそり述べましょう.

4.2. 完全 12 面クリアパターン

ここでは,GIVE UP 面到達を達成したときに筆者が採用した全面のクリアパターンを紹介します.他にもいくつかパターンが存在すると思いますので,それぞれに研究を重ねて下さい.括弧内は出る特殊アイテムです.(奇岩山と鍾乳山を区別してないかも…)「下」とか「上」とかは,直前のエリアから見た相対的な位置です.「*」はシャッターのしまらないエリア,「!」は部屋に入ると敵が沸くエリア,「?」は出口が難しい(見つけにくい)位置にあるエリアを示します.ちなみに 12 面を越えると 9 面に戻ります.

1面

下の山->墓場(Sファイアー)->ドラゴン山


2面

下の墓場->!廃虚(薬30)->!上の山(きのこ,薬30)->ドラゴン山


3面

!*上の墓場(薬30)->上の山(Sファイアー,きのこ,薬30)-> 墓場(きのこ,Sファイアー,薬30)->ドラゴン山


4面

廃虚(Sファイアー,薬60)->下の山(薬60,きのこ)-> 下の山(クラウン,薬30x2,毒,Sファイアー)->ドラゴン山


5面

下の山(薬30,きのこ,セプター)-> 上の墓場(Sファイアー,薬30x2,薬60,クラウン,毒)-> ?上の山(盾,薬30,薬60)->ドラゴン山


6面

下の山(薬30x3)->*?斜め右上の墓場(薬30,薬60,Sファイアー)-> 塔(毒,ソード)->?上の山(薬30,Sファイアー,セプター)->ドラゴン山


7面

???塔(ソード以外全部)->ドラゴン山


8面

!?上の山(薬30,毒x2,クラウン)[すぐ右のつたを下りて上から3番目] ->*?上の山(薬30x2,きのこ)[すぐ左のつたを下りて上から2番目] ->?墓場(Sファイアー)[すぐ右のつたを上って下から3番目] ->ドラゴン山


9面

!!!*上の山(薬30x2,毒,クラウン)-> 真横の山(きのこ,Sファイアー,薬30)->ドラゴン山


10面

?山(ソード以外全部)->ドラゴン山

11面

下の墓場(薬60x3)->!!!??上の廃虚(Sファイアーx3,薬30,毒)-> 塔(ソード,薬30)->*???真横の山(薬30,薬60,毒,セプター,Sファイアー) ->ドラゴン山

12面

*上の廃虚(薬30x3,薬60,毒,Sファイアー,セプター)-> *塔(ソード以外全部,薬30は3つ出る)->ドラゴン山


4.3. 王女とドラゴン

さて,実はこのゲームの(ナムコ推奨の(?)ストーリー上の)目的はセリア(王女)の救出であるという噂があります.はっきり言って王女を助けても得点にもならなければゲーム上の何らかの利益が得られるというわけでもないので,助けるのはただ単に趣味の問題であると言ってよいと思います,王女もコスプレをすることで助けてもらいたいことをアピールするのですが,ちょっと魅力に欠けるのです・・・.それでもセリアを助けたいという奇特な人のために,効率的なセリア救出の方法について書くことにします.

4.4 GIVE UP 面への戦略

このゲームは一見するとアクションゲームなのですが,実は小手先の技術よりも「どの面をどのように回り,どのアイテムを取るか」というような,戦略のほうがはるかに効いてくるゲームです.私がプレイしているときは,敵にガンガンつっこんでいってダメージを受けまくります。しかし、敵にやられて死んでしまうことはなく,どこまでもプレイし続けることが可能です。このゲームは、手先のある程度の器用さは求められますが、それよりもずっと戦略のほうが重要なゲームなのだと思います。

8面までのパターンは,だいたい上の記事を参考にしていただければよいかと思います.ここでは9面以降のループ面で,どのようにすれば GIVE UP 面までたどりつけるか,ということについて論じてみたいと思います.

このゲームで最も重要なのは,上のほうで繰り返し書いているように「ドラゴン対策」です.ドラゴンにさえやられなければ,死ぬことはまずありません.ではドラゴンにはどうすればやられないかというと,二つの方法があります.

これに尽きるでしょう.もちろん,体力を上限(256)まで上げておくことは必須条件です.またドラゴンにも強さに差がかなりあり,9面のドラゴンが最も弱く,反面12面のドラゴンが飛びぬけて強くなっています.ドラゴンについては,次のような経験則が成り立ちます.このことから,次のことが導けます.さて,ここで各面について考察してみると次のようになっています.以上のことから,仮にソードが一切無いと仮定したときにこれらの面を永遠に繰り返し続けるには,次の条件を満たしていればよいことになります.つまりはそういうことです.もちろん,スーパーソードと盾もあれば言うことはありません.しかし,基本的にはこの4つの面を1周する間にスーパーファイアーを3つ取得できればよいことになります.では,いつスーパーファイアーをどこで集めるかということが重要になってくるわけですが,その前にソードなどのアイテムと体力の関係などについて考えてみたいと思います.スーパーファイアーの存在するエリアのうち,12-1, 12-2 は非常に厳しいエリアです.ここではおそらくファイアーを取るために体力を 100 以上消費してしまうので,はっきりいって取りに行こうとするだけ無駄でしょう.10-1 は比較的楽なのですが,部屋数が多いので運でしか取ることができません.ここはよっぽどファイアーが足りないか,盾を取るついでに取るくらいの気持ちで回るほうがよいでしょう.11-4 はソードを取った直後に回るエリアなので,恐らくはここに来た時点で相当体力が削られているはずです.ここでスーパーファイアーを探し回るということは最初から諦めるべきです.9-2 はエリアは広いのですが,シャッターも閉まるし陰険殺しもできるし薬も出るので比較的回りやすいエリアといえるでしょう.また 11-2 は非常に厳しいエリアなのですが,やはり陰険殺しが使えることと,ソードを取る直前の面なのでもしここでソードをまだ持っていれば,思う存分ソードを使いまくれるという利点もあります.

これら全てのことを勘案すると,次の最終定理(?)を導けます.

9-2, 11-2 でスーパーファイアーを常に 3 つ以上とれば,GIVE UP 面まで到達できる.

ただし,9-2 で体力を 200 以下にしてしまうと前提が崩れるので,9-2 では体力が 150 を切ったらスーパーファイアーを探すのは諦めなければなりません.11-2 では,次にソードを取ることを考えるならば,ソードを取得するのに必要な体力 (150程度) を温存しておく必要があります.11-2 の終了時点で体力が 200 程度あればドラゴン山には体力 150 程度で到達可能なので,11-2 では体力が 150 を割ったらスーパーファイアー探しを切り上げるようにします.

また,盾に関して少し述べておきます.盾はウィザード対策として極めて有効で,自分の体力の減りを平均して 1/4 程度抑えてくれます.例えば 9-2 を回るときに通常 100 の体力で 4 つの部屋しか回れないとしたら,5つの部屋が回れるようになると考えてよいでしょう.つまり,間接的にスーパーファイアーを取る確率を上げるアイテムになっているといえます.ただし,取るとしたら 10-1 しかありません (12-2 は取る手間のほうが大きすぎるため).体力が 150 を下回らない範囲で盾を探しまわると良いと思います.

最後に,いくつかのコツを挙げておきます.

くれぐれもソードに頼りすぎないことです.ソードはあくまでスーパーファイアーの使用を抑える&集めるためのアイテムです.また,マップ(出口の位置)を完全に覚えて,確実に毎回同じことを繰り返すようにします(余裕があるからといって他のエリアに行ってみたりしない).これさえ守れば,誰でも GIVEUP 面に到達できるでしょう(多分きっと).
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