Zendikar Block Constructed 情報 @ Magic Online
MTG: エルドラージ覚醒後のゼンディカーブロック構築 (Zendikar Block Constructed) II
ちまたのスタンダードではすでにエルドラージ覚醒入りデッキが跋扈しているみたいだけど,Magic Online では当分先なので,それまでは Magic League でも眺めてることにしてみた.気になるデッキをいくつか.
緑単エルドラージ召喚
マナ源を用意して正面からエルドラージを召喚する方法と、召喚の罠/Summoning Trapで出す方法の両方を入れた、ある意味最も正直なデッキ。3回戦のトーナメントながら全勝してるので、それなりに廻っているのではないかと推測。
マナ源としては、土地としてエルドラージの寺院/Eldrazi Temple、ウギンの目/Eye of Uginが入れられている他に、トークンを出す 巣の侵略者/Nest Invader、成長の発作/Growth Spasm、目覚めの領域/Awakening Zone、コジレックの捕食者/Kozilek's Predatorが、アーティファクトとして永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceが装備されている。
除去は 全ては塵/All Is Dust 意外入っておらず、エルドラージを出すことにだけにほぼ専念されている。あとは罠のお供に古きものの活性/Ancient Stirringsが入っている程度。除去対策としてエルドラージの碑/Eldrazi Monumentも入っている。
サイドボードに島が1枚だけ入っていて、相手によってはカウンター呪文を投入する構えになっている。これ、どのくらい効果あるのか気になるところ。
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引き裂かれし永劫、エムラクール | 召喚の罠 |
やたら重いけど、何とかして戦場に出せれば勝てそう。4枚積むのはかなりの勇気がいる。 | 序盤からエルドラージを出せる可能性があるカード。ライブラリのカードを見ることができるハリマーの深み/Halimar Depthsやジェイス等とは相性がいい。 |
青緑エルドラージ召喚
こちらはやや青よりのエルドラージ召喚。やはりマナを揃えて正面から出す方向と、召喚の罠/Summoning Trapで出す両方を睨んでいる。こちらは6回戦のトーナメントで勝ち数が 2 のところで drop しているようなので、どのくらい回るものなのかは不明。
マナ源としてエルドラージの寺院/Eldrazi Templeは4枚投入されているが、緑単と同じくウギンの目/Eye of Uginは1枚だけ。トークンを出すカードは前述のデッキと比べると少なめで、代わりに探検/Exploreやムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya、草茂る胸壁/Overgrown Battlementが入れられている。
青はライブラリ操作のための精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor、失われた真実のスフィンクス/Sphinx of Lost Truths、そしてハリマーの深み/Halimar Depthsがメインに入っているのみ。カウンター呪文は入っておらず、サイドボードにはクラーケンの幼子/Kraken Hatchlingとコントロール呪文があるだけ。クラーケンの幼子/Kraken Hatchlingなんてカード、存在を初めて知った・・・。
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ウギンの目 | エルドラージの寺院 |
やたら重いエルドラージ呪文のコストを 2 下げる効果と、7マナ払えばライブラリからエルドラージカードを手札に持ってこれるカード。しかし、マナがでないので序盤に来てしまうと扱いに困りそう。1枚だけ入れて、土地をサーチするカードで持ってくるのがいいのかもしれない。 | こちらはエルドラージ呪文を唱える場合のみ 2 マナ出せるカード。普通に 1 マナでるため、ウギンの目と違って普通に土地として使い易い。エルドラージデッキがメタの上位に来るようなら、それなりに値段が張る事になりそう。 |
青黒コントロール with 深淵の迫害者
黒単ヴァンパイアに深淵の迫害者/Abyssal Persecutorを入れ、青のライブラリ操作呪文を混ぜたようなデッキ。従来の吸血鬼からは吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk、マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir、マラキールの門番/Gatekeeper of Malakirが採用され、新たにカラストリアの血の長、ドラーナ/Drana, Kalastria Bloodchiefが1枚だけ採用されている。この他、除去と手札破壊カードが数枚積まれている。
青はジェイスと先読み/See Beyondによる手札増加呪文に加え、カウンター呪文、バウンス、ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isleといったカードがいろいろ入っている。
迫害者を戦場から消す方法としては、ジェイスの能力で手札に戻す、乱動への突入/Into the Roilで手札に戻す、マラキールの門番/Gatekeeper of Malakirの能力で生贄にするといったところ。
このデッキの他に、吸血鬼を多少抜いて ソリン・マルコフ/Sorin Markovや複製の儀式/Rite of Replicationを入れたデッキもあった。
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深淵の迫害者 | ハリマーの深み |
WorldWake 発売前はジェイスと共にトップレアになると言われて、ジェイスのひとり勝ちになった経歴のあるカード。エルドラージ覚醒の導入で復権がなるかどうか。 | 地味なカードだけど、青いデッキならほぼ4枚積みされる優秀なカード。手札を補充するカード全般と相性がいい。ジェイスが入るデッキのお供になっている。 |
赤単ウィニー
軽量なゴブリンに加え、板金鎧の土百足/Plated Geopede、カルガの竜王/Kargan Dragonlordなどを主力としたウィニーデッキに、余った土地を活用する壊滅的な召喚/Devastating Summonsと歩く火力のゼクター祭殿の探検/Zektar Shrine Expeditionが入ったデッキ。通常の火力としても、軽めの焼尽の猛火/Searing Blaze、よろめきショック/Staggershock、噴出の稲妻/Burst Lightningが積まれている。
全部のカードが4枚積みで、かなり分かりやすいデッキになっている。3戦といえども全勝していることから、エルドラージを積んだ重いデッキが多くなりそうな中で、こういう軽いデッキは密かに地雷になるのかもしれない。
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壊滅的な召喚 | ゼクター祭殿の探検 |
使いどころを間違うと、ものすごくアドバンテージを失ってしまうカード。しかし、ウィニーデッキで余った土地を活用するという方向の使い方は思いつかなかった。 | 上陸デッキとは相性がよいものの、これまではあまり投入されてこなかったカード。インスタントの弱体カードや1点ダメージのカードが環境に多い上に、単体では意表をつきにくいのが弱点。 |