MTGカード与太話「破滅の刻」から「悪戦+苦闘」


悪戦+苦闘/Driven+Despair

分割カードに、四字熟語をうまく当てはめることに成功したという感じがするカード。元の英語の Driven / Despair のほうは “be driven to despair by 〜” で「〜によって絶望に追い込まれる」という意味で、「悪銭苦闘」とは微妙にニュアンスは違うものの、カードの内容には(日本語は)あってる気がする。むしろ、英語の driven はいろんな意味に読めて、カードと関係ない意味にも読めることを考えると、日本語のほうがカード名としては優れているのではなかろうか。

分割カードのカード名については、「ドラゴンの迷路」あたりまでは分割された2つのカード名で熟語になるようなものは少なかった。例えば「死亡+退場」のように別々の単語を割り当てたものか、《火+氷/Fire+Ice》のように対になる単語が割り振られているものがほとんどだった(一応《試行+錯誤/Trial+Error》とかあったけど)。これがアモンケットになってから、ちゃんと四字熟語になってるカードが急に増えた。英語のほうも、熟語を意識した付け方をするようになったようなので、何か名付けの方針についての変更があったのかもしれない。分割カードの名前の付け方としては面白いよね。ただ、こういうふうに熟語にすると翻訳するときは苦労しそう。ロシア語とか中国語とか、どうしてるんだろう。

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