まさかの時のボードゲーム: アセンション (Ascension)

手札をつかって場に出ている他のカードを獲得してデッキに加えたり、モンスター(カード)を倒したりしてリソースや勝利点を稼ぎ、最終的に勝利点が多いプレイヤーが勝ちとなるゲームです。プレイしながらデッキを構築していく、ドミニオンやサンダーストーンなどと同じタイプのゲームです。モンスターを倒すという概念があり、ドミニオンよりもサンダーストーンによく似ています。

ドミニオンやサンダーストーンと比べると、サプリメント(村カード)が固定されていないという特徴があり、これによってかなりプレイ感が異なっています。直感的に言えば、サンダーストーンの村カードに相当する部分がダンジョンデッキ(山札)にランダムに混ぜこまれていて、その山札から6枚めくってサプリメントにする、という感じです。

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どんなにリソース(手札)を持っていても、山札からめくって場に出されているカードしか獲得できないので、サンダーストーンやドミニオンに比べて、詰め将棋感が少なく感じます。また、相手がどのカードを獲得したかによって場の状態が大きく変化するため、相手を直接妨害するカードがあまり無い割にはソロプレイ感も少なくなっています。セッティングもサンダーストーンに比べると短時間ででき、プレイ時間も短くすむため、かなり気軽にプレイできるのも良い点です。

ゲームにはボードがついていますが、ボードがなくても(カードだけで)プレイできるので、持ち運びも容易です。ドミニオンのように、カードを種類毎に整理しておく必要もないため、収納も楽になっています。

2014年9月現在、基本セットに加えて6つの拡張セットが発売されており、そのうち2つが日本語化されています。


  • プレイ人数: 2 人
  • プレイ時間: 準備 5分、プレイ 30分
  • ルール難易度: 覚えることが多少あり。カードのテキストはかなり読む必要がある。
  • 言語依存度: カードが読めないとかなり厳しい。