まさかの時のボードゲーム: Dungeons and Dragons boardgame

ボード上に冒険者とモンスターのフィギュアを配置し、キャラクタやごとに用意されたデッキと、各種のカードを使用して、プレーヤー間で協力しながらシナリオのクリアを目指すゲームです。ランダム生成マップのダンジョンを探検する感じのゲームで、いわゆる Rogue 系の「トルネコの大冒険」とか「風来のシレン」みたいな不思議のダンジョンっぽい雰囲気があります。

また、TRPG をボードゲーム化したようなゲームという意味でディセントに似ていますが、オーバーロード(GM)に相当するプレーヤーがおらず、全員で協力してプレイするところが大きく違っています。なお、D&D という名前がついていますが、共通しているのは世界観だけで、ゲームのルールなどに共通点はありません。

2014年現在、3種類のセットが用意されています。いずれも、単体を購入するだけでプレイできます。日本語版(日本語訳ルールとカードシール)がホビージャパンから発売されています。新品の入手は厳しくなっているようです(2015/8 現在は、日本のアマゾンから普通に買えるようです)。英語版を海外のサイトから手に入れることも可能です。ただし、このゲームに限っては、米国アマゾンはなぜか輸出してくれないことが多く、英国アマゾンのほうが入手しやすいです。

なお、Dungeon Command と異なり、フィギュアは色が塗られていません

下記は、MML の会員向けにプレイ方法やルールを解説した記事です。

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  • プレイ時間: 準備30分、プレイ1-3時間
  • プレイ人数: 1-5人
  • ルール難易度: MTG よりは簡単。ディセント第二版と同程度。基本的な部分はシンプルながら、カードの効果の理解に多少難しい部分がある。
  • 言語依存度: カードが読めないと厳しい。


良い点

ソロでできる

とりあえず、ソロでもプレイできる設計になっているのはいいところ。友人とプレイの約束をしてセッティングしておいたのに、友人が寝坊したor上司に呼び出されたなどの不慮の自体が発生しても問題なくプレイできます(精神的には問題あるかも)。

フィギュアとマップが良い

TPRG の D&D とか他のゲームに流用できます。フィギュア、マップタイルのいずれも数がかなり多いのは嬉しいところです。フィギュアとマップにおまけでゲームが付いてる、というように考えても問題ないくらいです。

柔軟なプレイができる

基本的には協力プレイであってガチな対戦ゲーではないので、ルールも場合によっては面白くなるように自由解釈するみたいな柔軟な運用ができます。デッキに入れるカードを調整することで、難易度を変化させることもできるので、初心者プレーヤーがいきなり巨大モンスターに理不尽にボコられて死亡、みたいなことを予め避けられるのも良いところ。もちろん、逆にガチなデッキを組んで HELL モードとかにすることもできます。