まさかの時のボードゲーム: Dungeon Command

ボード上に配置されたドラゴンやエルフ、ドワーフ、オーク、スケルトンといったフィギュアを動かし、カードを使って攻撃したり魔法やアイテムなどを使って対戦するゲームです。あらかじめ自分で選んだフィギュアとカードを選んでデッキを構築しておき、そのデッキを使って対戦します。カードやフィギュアの選びかた、統率者(司令官)やマップの選び方によって、ゲームの展開が大きく変化します。

TCG とは異なり、セットに含まれるカードやフィギュアは固定されているため、たくさんのパックを買ったりシングルカードを買いあつめたりする必要がなく、TCG に比べると財布にやさしいゲームになっています。

2014年9月の時点では、Sting of Lolth (人間とドラゴン)、Heart of Cormyr(ダークエルフと虫)、Tyranny of Goblins(ゴブリン)、Curse of Undeath(アンデッド)、Blood of Gruumsh(オーク) という 5 種類のセットが販売されています。これら 5 種類のセットを 1 箱ずつ購入すれば、すべてのフィギュアとカードが使えます(同じセットを複数購入することで、同種のフィギュアやカードを大量に使うということもできます)。

dungeon command


  • プレイ人数: 基本は2人。3人以上でも一応可能。
  • プレイ時間: 準備 10 分(デッキ構築時間は除く)、プレイ 1 時間程度
  • ルール難易度: Magic the Gathering や Mage Wars に比べるとかなり易しい。D&D Board Game との共通点が多い。D&D ミニチュアゲームとはルールの互換性はない。
  • 言語依存: カードが読めないと厳しい。

関連リンク


良い点

着色済みフィギュアがすばらしい。

この手のものが好きならば、これだけで買う価値あります。箱を開封した瞬間、つい笑みがこぼれるほどの素晴らしさ。TRPG や他のゲームでも十分使いまわせます。マップもダンジョン面とフィールド面があり、いろいろな用途に使えます。コンポーネントを使って、自分で勝手なオリジナルゲームとか作れそうです。他にも、部屋のインテリアとして、ショーケースの一員として、ブログ用のヘッダ画像用素材などとして、多方面で活躍するに違いありません。

ルールがシンプルで覚えやすい。

MTG から複雑な部分を除去したようなルールになっていて、比較的覚えやすいです。MTG をやったことがあれば、覚える必要があるのは移動のルールくらいです。カードによっては、運用方法がよくわからない(曖昧な)記述になっている部分もありますが、その場で協議して解決しても問題ないでしょう。カードが英語でも、MTG で英語カードを使えるくらいであれば、十分読めると思います。