まさかの時のボードゲーム: Pathfinder Adventure Card Game (4): Skull & Shackles とクラスデッキ

Pathfinder Adventure Card Game の 2 番目の基本セット「Skull & Shackles」の箱。先に発売された、Rise of the Runelords がなくてもこれ単体で遊ぶことができる。

今回も追加シナリオが 6 まで発売される予定になっていて、全て揃えればアドベンチャーパスが完成するようだ。Rise of the Runelords の箱と同様に、追加シナリオ用のカード収納スペースも用意されている。なお、追加シナリオ 1 は基本セットに同梱されている。

ルールブックは前と同じで横印刷のレターサイズ。公式ページ から pdf でダウンロードすることもできる(英語だけど)。公式サイトにあった FAQ に基いて、だいぶん改訂されている感じ。ただし、ルール自体はほぼ変わってない。

変更点としては、このセットで新たに追加された Fleet と Ship というカードがある。船(Ship)に乗りこんで出港して、他の船と戦闘することができるようになったようだ。パーティで乗り込んで、パーティ全員で他の船と戦うこともできる。また、船がダメージを受けすぎれば難破してしまい、修理しないと動けなくなる、みたいなことも起こるらしい。

もちろん、ロケーションカードは全く新しいものばかりで、あいかわらずイラストが美しい。ビーチとかあるけど、モンスターも2体配置されてるから、のんびりできる場所ではないよね。ジャングルは追加シナリオ1に入ってるロケーションカード。

当然だけど、アドベンチャーパスやシナリオカードも新しいものになっている。外見も従来のものと変わらない。ただ、若干テキストの密度が高めになったような・・・。

これは、このセットに入っているキャラクターカード。前からいる人もいれば、新しく来た人もおり、去った(?)人もいる、という感じ。キャラクタのクラス自体も、前のセットから変更されているものもある。ここには 6 枚しか写ってないけど、あと一人 Rogue のおねいさんがいる。

こちらは、敵の先生方。フレーバーテキスト多め。さすがに序番のボスだけあって、そこまでは強くない感じ。

モンスターは以前からいたものもいれば、新しく追加されたものもある。図の左と中央のカードは以前のセットにはおらず、今回のセットで新たに登場したもの。おねいさんはマーメイドらしい。

こちらは新旧セットのカードを並べてみたところ。Rise of the Runelords と比べると、イラスト自体に変更はないものの、被写体に幾分ズームした感じになっている。カード上部に書かれているセット名と、左上のマークも変わっている。なお、カードテキストは微妙に改訂されているものもあるけど、能力自体の変化はない。

これは障害物(barrier)カード。こちらは枚数自体が少なめなこともあってか、新しいカードもそれほどは多くないという印象。でもイラストは綺麗。

呪文カード。新しいカードは、直接攻撃よりも補助的な呪文が多い気がする。この他、武器、アイテム、防具、協力者(ally)のカードもある。

そして大量の Blessing of the Gods。Rise of the Runelords と合わせて、いったい何枚あるのかわかないくらいの大量さ。いや、便利なカードなんだけどね・・・。

何種類か新しい blessing カードも追加されている。まあ、BotG ばかりがめくれたら飽きるしね。

と、基本セットはこのくらいにして・・・上の写真の左が追加シナリオセットの箱。こちらは基本セットに同梱されているもの。一方で右は、Skull & Shackles のキャラクタアドオンデッキ。といっても、もちろん中のカードは Rise of the Runelords でも使えるものになっている。

これはアドオンデッキに入っているキャラクタのカード。4 人追加されているけど、このうち Lini というキャラクタは Rise of the Runelords のキャラクタアドオンデッキにも入っていた。ちなみに、アドオンデッキにはキャラクタデッキ用の武器や防具、アイテムなどのカード以外にも、モンスターや障害物(barrier)カードも入っている。ただし、基本セットに無いカードは(キャラクタ以外は)追加されていない。ロケーションカードや henchmen(中ボス), villain(ボス) などのカードも入ってない。

一方、こちらは Class Deck という、新しいキャラクタが追加できる拡張セット。Skull & Shackles とほぼ同時に発売されたものだけど、Rise of the Runelords と組合せても普通に遊べる。2014 年 10 月現在、各クラスごとに 7 種類のセットが販売されている。

こちらが戦士のセットに含まれているキャラクタカード。4人のキャラクタが含まれていて、左下のメインのおにいさんを除いた 3 人が、新たに追加されたキャラクタになっている。キャラクタ以外のカードは、アドオンデッキとは違ってキャラクタデッキを作るために必要なカード(アイテム、武器、防具、呪文など)だけで、モンスターなどは含まれていない。

戦士のセットのカードはこんな感じ。武器防具多め。戦士のクラスなのに呪文カードが含まれてたりする。魔法戦士のように、呪文が使えるキャラクタが 2人含まれているからのようだ。

こちらは魔法使いのセットに含まれるキャラクター。右上に見覚えのある人が。

こちらはローグのセットのカード内容。アイテム多めなかんじ。

ちなみにクラスデッキのカード枚数はどれも 109 枚で、1枚が説明カード、12枚がキャラクタカード、ロールカードとトークンカード、96 枚がデッキ用のカードになっている。1人のデッキの枚数が15枚だから、戦士4人のパーティを作り置きしておいても、カードは十分足りる計算になる。ただし、カードは基本(右肩にBとあるもの)ものだけでなく、追加シナリオ用のもの(右肩に数字があるもの)も入っている。これらのカードは、ルール的にはアドベンチャーが進まないと使えないものになっている。なので、初期デッキに使えるカードの枚数は、もうすこし少ない計算になる。

クラスデッキには、こんなふうに Rise of the Runelords の追加シナリオに含まれていたカードも入っている。モンスターと違って、イラストのサイズは全く一緒になっているようだ。テキストは改訂されているものが多い(実際、解釈が何通りにもできるテキストが多かったし・・・)。

一方で、上のカードのように、過去の追加シナリオになかったものもある。これは、Skull & Shackles の追加シナリオで入る予定のものかもしれない。そうだとすれば、ちょっとだけ先取りできてお得なのかも。ちなみに、基本セットのキャラクタ用にそれぞれデッキを作ると、基本セット内のカードだけでは全然足りなくなる。なので、多人数でプレイすることが多いなら、この手の追加カードセットを買う意味があると思う。

基本セット + 追加シナリオ1 + キャラクタアドオンデッキ + クラスデッキ 3 つをソフトスリーブに入れて詰めてみたところ。すでに結構いっぱいな感じ。しかも、追加シナリオとアドオンデッキは、最初から入れる場所が確保されてるからいいけど、クラスデッキは入れるところがないという問題が・・・。まあそのうち、クラスデッキ用の箱とか発売されるに違いない、と期待したい。

ちなみに、クラスデッキはGuide to Pathfinder Society Adventure Card Guild Organized Playという公式から週に1回配信される追加シナリオをクリアしていくイベントで使えるらしい。詳しいことは Pirate handbook: Everything you need to know about the Pathfinder Adventure Card Guild あたりでどうぞ。


まさかの時のボードゲーム: Pathfinder Adventure Card Game

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.