まさかの時のボードゲーム: Warhammer Quest Adventure Card Game (4) 敵の行動とその他のフェイズ

ここでは、敵が行動する Enemy フェイズと、その次の Location フェイズ、Peril フェイズについて説明する。

Enemy フェイズ

プレイヤー(ヒーロー)がそれぞれ1回ずつアクションを行なった後に、敵が行動する「Enemy フェイズ」がある。

このフェイズでは、各ヒーローは、自分に接敵していてアンタップ状態になっている敵カードをひとつ選ぶ。選ばれた敵は「アクティベート」され、このフェイズに行動することになる。もし、ヒーローに接敵している敵がいないか、接敵していてもタップ状態の敵しかいないときは、接敵していない敵カードを1枚選んでアクティベートする。なお、裏向きの敵カードがアクティベートされたら、その時点でカードを表向きにする。

もし、あるヒーローがアクティベートできる敵が1体もいなければ、そのヒーローは敵を選択する処理を飛ばして、次のヒーローが敵を選択する処理をする。すべてのヒーローについて、アクティベートできる敵がひとつもいない状態であれば、このフェイズには何もしないで終わる。

以下、Enemy フェイズの処理の例示をしてたんだけど、処理の手順がまちがっていたので、いつか時間があるときに書きなおしておきます・・・

敵の行動

敵がアクティベートされたら、カード中央に書かれた敵の「行動」を左から右に順に実行していく。キーワードには、下記のようなものがある。

  • Advanced: この敵は、その敵をアクティベートしたヒーローに接敵する。すでに接敵しているときは、何もおこらない。
  • Retreat: この敵は、接敵状態を解除する(接敵ゾーンから取り除く)。接敵していないときは、何もおこらない。
  • Inflict: 接敵しているヒーローに、攻撃値に等しいダメージ(負傷トークン)を与える。接敵していないときは、この敵をアクティベートしたヒーローにダメージを与える。

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この他のキーワードが書かれていることもあるけど、そのときは敵カードのテキスト欄に何らかの指示があるので、その指示に従って敵を行動させる。

こうして、アクティベートさせた敵がすべて行動を終えたら、このフェイズは終了する。


Location フェイズ

このフェイズになったとき、ロケーションカードに書かれた探査ポイント以上の探索トークンが置かれていたら、ロケーションは「踏破」されたことになり、新たなロケーションに移動することができる。移動するときは、現在のロケーションカードを捨札にするとともに、Nemesis 属性をもたない接敵していない状態の敵カードもすべて捨札にする。そして、新たにロケーションデッキの一番上をめくる(Nemesis 属性の敵や、現在接敵中の敵はヒーローたちを追いかけてくる・・・)。これでヒーローたちは、そのロケーションに「移動」したことになる。

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踏破に必要なポイントは、ロケーションカードの右下に緑色のマークで書かれている。なお、ロケーションを踏破したとしても、ロケーションデッキが空の場合は新たなロケーションに移動することはできない。今のロケーションにいる状態で、シナリオのクリア条件を満たすように行動する必要がある。

ロケーションが「踏破」されていないときは、ロケーションカードに書かれた、テキストの内容を実行する。特に何も指示がなければ、何もしない。


Peril フェイズ

ラウンドの最後のこのフェイズに、シナリオカードの上のマーカーをひとつ進める。

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カードの上部に三角形のマークが並んでいるところが、マーカーを進めるところ。最初は一番左にマーカーを置いておき、マーカーを進めるときは右にひとつ進める。色のついたマークのあるところにマーカーが置かれると、その瞬間にシナリオカードに書かれた効果(大抵はよくないこと)が起きる。何が起こるかは、シナリオカードの対応する色のテキスト欄を読み、その指示に従う。

ラウンド終了

ラウンドが終わったら、パーティーリーダー(先手番)マーカーを隣りのプレイヤーに渡す。次のラウンドは、そのプレイヤーが各フェイズに最初に行動をする。


ルールについてはだいたい以上だけど、ゲーム展開はカードに書かれているテキストにかなり左右される。そのため、カードのテキストはよく読む必要がある。たぶん、最初のうちはカードをめくるたびに「これどういう効果?」みたいなことに悩まされるはず・・・。

というわけで、次回の記事では実際のプレイの流れを追いながら、プレイ方法について説明する。



まさかの時のボードゲーム: Warhammer Quest Adventure Card Game (4) 敵の行動とその他のフェイズ」への2件のフィードバック

  1. 「Enemy フェイズの例」で思ったのですが、各ヒーローのアクティベートは1回毎に移るのでは…?
    戦士がGiant Bat との処理を終えたら次は魔術師の行動➝戦士…と処理されるのではないかな?と思いました

    • コメントありがとうございます。英語のルールブックを読み直してみましたところ、たしかにヒーロー毎に1体ずつアクティベートしていく、が正しいようです。直しておきます・・・

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