Android Netrunner カード適当談義: Sure Gamble



《Sure Gamble》(Core Set)

9 クレジット得る。

《Hedge Fund》のランナー版というか、これのコーポ版が《Hedge Fund》というべきか。名前とは裏腹に(名前の通りに?)、クレジットが必ず得られる堅実なカード。このコストで、無条件で 4 クレジット得られるカードは、ランナー側にもこれしかない。似ているカードには《Lucky Find》《Day Job》がある。いずれもこのカードより多くのクレジットを得られるが、追加のクリックを消費する必要があり、使い勝手はこのカードのほうが勝る。また 0 コストで 3 クレジット得られる《Easy Mark》というカードもあるが、実質的に 0 コストで 4 クレジット得られるこのカードから見ると効率は落ちる。

これは Neutral のカードで Influence も 0 であり、どんなデッキにも入れやすいことから、トーナメントを含め多くのデッキで 3 枚積みされているようだ。

Android Netrunner カード適当談義: Accelerated Beta Test



《Accelerated Beta Test》(Core Set)

あなたがこのカードを得点したときは、R&D の上から 3 枚のカードを見てもよい。もし、それらのカードのいずれかがアイスであれば、あなたはすべてのコストを無視して、それらをインストールし、レゾしてもよい。あなたが見た残りのカードをトラッシュする。

アドバンス時に、コストを無視して最大 3 枚のアイスをインストールできる能力をもつ、HB のアジェンダ。レゾ時に 《Archer》のようなクレジット以外のコストを要求するカードでも、それを無視してインストールし、なおかつレゾできる。このため、レゾコストの高い《Ichi 2.0》《Assassin》などともよく併用される。この強力な能力に加え、アドバンス 3 回で 2 ポイントというコストパフォーマンスの高さもあり、トーナメントの HB のデッキの大半で 3 枚採用されている。

一方で、アジェンダがアーカイブに落ちてしまうという可能性があり、これがデメリットになっている。この対処法としては《Precognition》のようなカードで R&D のトップを見て操作する方法と、後から 《Project Vitruvius》《Jackson Howard》《Archived Memories》 といったカードで回収する方法がある。しかし、前者のカードは HB には少なく、Influence も高いカードが多いため、後者の方法が使われることが多いようだ。

ちなみに、カードを見るのは任意だけど、見てしまったらインストールできなかったカードをトラッシュするのは強制である。1 枚だけ見る、ということはできず、見るなら 3 枚見なければならない。また、このときトラッシュしたカードは、アーカイブに裏向きに置く。

Android Netrunner カード適当談義: Hedge Fund


《Hedge Fund》(Core Set)

9 クレジット得る。

実質的に 4 クレジット増える、とても便利なカード。このコストで何の条件もなく、4 クレジットも増やせるコーポ側のカードは、今のところこれしかない(と思う)。Neutral のカードであり、どんなデッキにも入れやすい。そのためか、未だにトーナメントの多くのデッキで 3 枚積みされているようだ。2015 年の Worlds Championship のデッキですら、これが 3 枚投入されているものが多かった(ほとんど全部?)。

似たようなカードには《Restructure》がある。このカードは、10クレジット払って15クレジット得られる。デメリットはなく、得られるクレジットは《Hedge Fund》より 1 多いけど、さすがにコスト 10 は重くて、どんなデッキにでもとはいかない感じ。《Successful Demonstration》はコスト 2 で 7 クレジットと効率はいいけど、使えるタイミングが限られるのが難点か。《Medical Research Fundraiser》もコスト 3 で 8 クレジット得られるので効率はいいが、ランナーにも 3 クレジット与えてしまう・・・と、どれも癖があり、どのデッキにも入るという感じではない。

現実の世界と同じように、当分は《Hedge Fund》の活躍が続きそうな気がする。Core Set に最初から 3 枚入ってるカードでよかった。