Pathfinder Adventure Card Game クラス概要 Fighter (2)

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Valeros

基本セットに収録されている、最も基本的な Fighter クラスのキャラクター。Rise of the Runelords, Skull & Shackles と Class Deck のバージョンがあるが、それぞれの版でパワーやロールに違いがある。いずれの版でも「武器を使って殴り倒す」という基本姿勢は変わらない。

以下、RR: Rise of the Runelords 版、SS: Skull & Shackles 版、CD: Class Deck 版のそれぞれのカードに記載されていることを意味する。

  1. [RR,SS] あなたのいるロケーションの他のキャラクタの戦闘チェックに 1d4 (□ +1)([RR] □ +2) を加える。

    自動的に、他のキャラクタに助太刀する能力。Fighter クラスの代表的なパワーのひとつ。1d4 と些細な修整とはいえ、戦闘が苦手なキャラクタに対しては、かなり心強い援護射撃になる。このパワーを生かすためにも、できるだけ他のキャラクタと同じロケーションを探索したほうがいい。

  2. [CD] 手札の Ally カードを1枚公開することで、あなたと同じロケーションにいる他のプレイヤーの戦闘チェックに 1d6 (□ +1)(□ +2) を加える。

    1 の能力が無条件では発動しなくなった替わりに、修正値が 1d6 に増えている。修正値の増加は魅力的ではあるが、これを有効に生かすには手札に常に Ally カードを 1 枚持っておく必要があり、手札を圧迫することにはなる。

  3. [RR,SS,CD] 武器カードを(捨札にして)プレイするとき、カードを捨札にする替わりにリチャージしてもよい。([SS,CD] □ または、デッキに加えてシャッフルしてもよい。)

    武器カードを捨札にすると、大抵の場合はチェックのダイスをひとつ増やすことができる。単純に捨札にするとデッキの総数が減ってしまうため、他のクラスだと「緊急時」にしか使えない。しかし Fighter はこの能力があるため、デッキの枚数を減らすことを気にせず、武器カードの追加修整を受けることができる。特に武器が 2 枚以上手札にあるなら、遠慮なく武器カードの追加修整を受けられるので、かなり強力な能力である。これも、Fighter クラスの代表的なパワーのひとつ。

    ちなみに RR 版と SS/CD 版では(□ の部分以外の)英文が違うが、効果は同じである。

ロール

  • Rise of the Runelords: Guardian / Weapon Master
  • Skull & Shackles: Corsair / Tactician
  • Class Deck: Liberator / Daredevil

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Pathfinder Adventure Card Game クラス概要 Fighter (1)

以下では、Fighter クラスについて説明する。


ファイター (FIGHTER) はこのゲームで、もっとも基本的な「敵を殴って倒す」クラスである。Rise of the Runelords と Skull & Shackles に初期クラスとして収録されている他、Fighter クラスデッキも発売されている。2015/10 時点では、Human の Fighter である Valeros が 3 バージョン存在し、クラスデッキに Halfling の Flenta, Half-Elf の Vika, Gnome の Tontelizi という 3 キャラが収録されている。

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スキル

Fighter 全般に共通する特徴は、以下の 4 点である。

  • Melee スキルを持つ。総じて STR は高い。
  • 手札上限が 4-5 枚と、少なめに設定されている。
  • Light Armors, Heavy Armors, Weapons への「習熟」をもっている。
  • 「武器カード」に関する何らかのパワーを持っている。
  • Flavor Type に Weapon を含む。

全ての Fighter は Melee スキルを持っており、武器(Weapon)への「習熟」も持つため、武器カードを使用してモンスターを殴り倒すことや、力で突破できるタイプの罠を破壊することを得意とする。物理的な攻撃に対する完全な耐性を持つモンスターは稀であり、戦闘に関しては非常に有利であると言える。特に、武器カードを「捨札にする」効果を「リチャージする」ことに置きかえる能力はかなり強力で、デッキの枚数を減らすことなく強力な打撃を敵に与えられる。Armors への習熟もあることから、ダメージも受けにくい。

一方で、初期の手札上限が 4 枚(Felentaのみ5枚)と少ないため、行動の自由度がやや少ない。また、何らかの原因でダメージを負ったり、武器カードを捨てさせられてしまうと、とたんにピンチに陥ることも少なくない。そのため、脳筋クラスではありながらやや慎重な行動が求められる。また、アイテムや呪文の取得、STR で解決できない罠などは苦手なことが多い。

初期デッキ

下記は Valeros のものである。

  • Rise of the Runelord
    • 武器(weapon): Dagger, Longsword (x2), Mace, Short Sword
    • 防具(armor): Chain Mail, Wooden Shield (x2)
    • アイテム(item): Mattock, Potion of Hiding
    • 協力者(ally): Night Watch, Standard Bearer
    • 祝福(blessing): Blessing of the Gods (x3)
  • Skull & Shackles
    • 武器(Weapon): Boarding Axe, Boarding Pike, Longsword, Mace, Short Sword
    • 防具(Armor): Buckler, Chain Shirt
    • アイテム(Item): Potion of Fortitude, Potion of Glibness
    • 協力者(Ally): Boatswain, Captain, Master-at-Arms
    • 祝福(Blessing): Blessing of the Gods (3)

以下、Fighter は複数のキャラタとバージョンがあるため、パワーとロールについてはそれぞれキャラクタ毎に別ページにて説明する。

  • Valeros: 基本セットに収録されている、標準的な Fighter。
    • Rise of the Runelords: Guardian / Weapon Master
    • Skull & Shackles: Corsair / Tactician
    • Class Deck: Liberator / Daredevil
  • Felenta: INT が 1d8 と高く、呪文に関係する能力をもつ。
  • Vita: 打撃系の武器を得意とする。CON が高い。
  • Tontelizi: 槍系の武器を得意とする。STR は 1d8 と低めだが、INT 以外のスキルは平均して高く、バランスがよい。

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Pathfinder Adventure Card Game カード概観: Longsword

longsword

Name: Longsowrd
Type: Weapon
Trait: Sword, Melee, Slashing, Basic
Check to Aquire: Strength: 6
Set Rise of the Runelords, Skull & Shackles, Wrath of the Righteous

もし Weapon に習熟していないならば、チェックの困難度に 4 を加える。

  1. あなたの戦闘チェックの時に、このカードを手札から公開する: 戦闘チェックで Strength または Melee スキル +1d8 を使用する。
  2. このカードを捨札にする: 上記の効果に加え、戦闘チェックに 1d6 を追加する。

手札を消費せずとも +1d8 の修整を受けられる。さらに、捨札にすれば合計で +1d8+1d6 の修整が受けられる。Basic Set に収録されている武器カードとしては、かなり強力な部類に入る。Fighter など Weapon への「習熟」を持つキャラクタであれば、初期の戦闘のほとんどをこのカードでこなせるはず。また、この武器に完全な耐性を持つ敵はボスを含めてほぼ存在しないので、どのような状況でも戦闘であれば役に立つ。可能であれば、初期のうちは武器枠はすべてこのカードでもいいかも。

なお、「習熟」が必要な Short Sword の修整値が +1d6 であるのに対し、こちらは 1d8 と修正値が高く、能力的にはほぼ完全な上位互換になっている。取得の困難度は Longswordのほうが 2 高いが、概ね Strength が高い脳筋キャラクターなら誤差の範囲だろう。

ちなみに Wrath of the Righteous で最後の英文の表記が少し変更された以外は、当初の表記からの変更はない。イラストでは、後出のセットのほうがより長くなっている。このまま長くなると、いずれ片手で持てなくなるかも・・・


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