まさかの時のボードゲーム Android Netrunner (17) : Core Set を使ったデッキの構築例 (ランナー)

ランナー側デッキ

ランナー側は、Criminal のデッキをベースに作ってみる。


ベースとなるデッキは下記の通り。

Total Cards: (47)

Identity:

Event: (20)

  • 2x Account Siphon (Core) (0) HQへのランが成功したら、HQにアクセスする替わりにコーポレーションに 5 クレジットを失わせてもよい。そうしたら、失わせた 1 クレジットにつき、ランナーは 2 クレジットを得る。
  • 3x Easy Mark (Core) (0) 3 クレジットを得る。
  • 3x Forged Activation Orders (Core) (1) レゾされていないアイスを1枚選ぶ。コーポレーションは、そのアイスを(コストを支払って)レゾするか、トラッシュする。
  • 3x Infiltration (Core) (0) 2 クレジット得るか、カード1枚の表を見る。
  • 3x Inside Job (Core) (2) ランを行なう。このランの間、最初に遭遇するアイスを回避する。
  • 3x Special Order (Core) (1) デッキからアイスブレイカーを1枚探し、それを公開して手札に加える。デッキをシャッフルする。
  • 3x Sure Gamble (Core) (5) 9 クレジット得る。

Hardware: (3)

  • 1x Desperado (Core) (3) メモリユニット+1。ランに成功したら 1 クレジット得る。コンソールは1枚しか場に出せない。
  • 2x Lemuria Codecracker (Core) (1) 1クリック+1クレジットでカード1枚の表を見る。この能力は、このターンに HQ へのランが成功したときだけ使用できる

Program: (11)

  • 2x Aurora (Core) (3) 強度1。2 クレジット: Barrier のサブルーチンをひとつブレイクする。2 クレジット: 強度を +3 する。
  • 3x Crypsis (Core) (5) 1クレジット: サブルーチンをひとつブレイクする。1: 強度を +1 する。1クリック: ウィルスカウンターをひとつこのカードの上に置く。このカードを使ってサブルーチンをブレイクしたアイスとの遭遇が終了したとき、ウィルスカウンターをひとつ取り除くか、このカードをトラッシュする。
  • 2x Femme Fatale (Core) (9) 1クレジット: Sentry のサブルーチンをひとつブレイクする。2クレジット: 強度を +1 する。このカードをインストールしたとき、インストールされているアイスを1枚選ぶ。そのアイスに遭遇したとき、1クレジット支払うことでそのアイスのサブルーチンをひとつ回避してよい。
  • 2x Ninja (Core) (4) 1 クレジット: sentry のサブルーチンをひとつブレイクする。3クレジット: 強度を +5 する。
  • 2x Sneakdoor Beta (Core) (4) 1クリック: アーカイブにランを実行する。もしランに成功したら、アーカイブではなく HQ へのランに成功したものとして扱う。

Resource: (13)

  • 3x Access to Globalsec (Core) (1) リンク値を +1 する。
  • 3x Armitage Codebusting (Core) (1) インストールしたとき、バンクからこのカードの上に 12 クレジット置く。もしこのカードの上にクレジットがないときは、このカードをトラッシュする。1クリック: このカードから 2 クレジット取る。
  • 2x Bank Job (Core) (1) このカードをインストールしたとき、このカードの上に 8 クレジットを置く。もしクレジットがこのカードの上にないときは、このカードをトラッシュする。遠隔サーバへのランに成功したときは、カードにアクセスする替わりに、このカードの上から好きな数のクレジットを取ってもよい。
  • 2x Crash Space (Core) (2) 生成クレジット2。
  • 1x Data Dealer (Core) (0) (得点済みの)アジェンダを1つ破棄する+1クリック: 9 クレジットを得る。
  • 2x Decoy (Core) (1) このカードをトラッシュする: タグを付けられることを回避する。

Criminal のスターターデッキは、遠隔サーバよりも中央サーバへのアクセスを得意としている。HQ を中心に中央サーバに序盤からランをかけていき、ウィルスカウンターやクレジットを獲得しつつ、遠隔サーバへのアクセスも狙っていくという感じ。


改良方針

ランナー側のデッキは触る余地が少ない。とりあえず、初期デッキではアイスブレイカーの種類がやや偏っているので、種類ごとに2-3枚になるように調整する他は、使い勝手がいいカードを影響度が15になるまで順番に入れるという方針で改良してみる。

アイスブレイカーについては、使い勝手のいい下記のアイスブレイカーに変更する。

  • Gordian Blade (4) 1クレジット: code gate のサブルーチンをブレイクする。1クレジット: このランの残りの間、強度を+1する。
  • Corroder (2) 1クレジット: barrier のサブルーチンをひとつブレイクする。1クレジット: 強度を +1 する。

残りは、使い勝手がよい下記のカードを影響度が許す限り入れていく。

  • Datasucker (1) 中央サーバへのランに成功したとき、このカードの上にウィルスカウンターをひとつ置く。このカード上のウィルスカウンターをひとつ取り除く: 遭遇しているアイスの強度を、この遭遇の間 -1 する(同じアイスに対して何度でも使用できる)。
  • Stimhack (0) ランを実行する。このランの間だけ使える 9 クレジットを得る。ランの終了後、1 ブレインダメージを受ける(これは防げない)。9 クレジットのうち、使用しなかったクレジットをバンクに戻す。
  • Diesel (0) カードを3枚引く。影響度 2

完成したデッキは下記のとおり。

Total Cards: (45)

Identity:
1x Gabriel Santiago: Consummate Professional (Core)

Event: (22)
2x Account Siphon (Core)
3x Easy Mark (Core)
3x Forged Activation Orders (Core)
3x Infiltration (Core)
3x Inside Job (Core)
3x Special Order (Core)
3x Sure Gamble (Core)
1x Diesel (Core) ■■
1x Stimhack (Core)

Hardware: (2)
1x Desperado (Core)
1x Lemuria Codecracker (Core)

Program: (14)
2x Corroder (Core) ■■ ■■
3x Crypsis (Core)
2x Datasucker (Core) ■ ■
2x Femme Fatale (Core)
2x Gordian Blade (Core) ■■■ ■■■
1x Ninja (Core)
2x Sneakdoor Beta (Core)

Resource: (7)
3x Armitage Codebusting (Core)
2x Bank Job (Core)
2x Crash Space (Core)


Core Set だけだと特にランナー側は使えるカードが限られていることもあり、影響度の制約がかなり厳しいので、どのスターターデッキをベースに作っても、だいたい同じようなカードを追加することになると思う。


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まさかの時のボードゲーム Android Netrunner (16): Core Set を使ったデッキの構築例 (コーポレーション)

実際のデッキの構築例

以下、デッキ構築のルールに従ってデッキを作る手順と、作成例について説明してみる。なお、作成したデッキは、下記を参考にしている。


デッキの編集には CardGameDB.com Android: Netrunner Deckbuilder を使用している。

コーポレーション側デッキ

何もないところからデッキを組むのは難しいので、Core Set の HB のスターターデッキを基本として、多少手を加えるという方針でデッキを作ってみる。


ベースとなるデッキは下記の通り。

Deck Created with CardGameDB.com Android: Netrunner Deckbuilder

Total Cards: (49)

Identity:

Agenda: (9)

  • 3x Accelerated Beta Test (Core): アドバンス3回で2ポイント。ポイントしたとき、R&Dの上からカードを3枚見る。その中にアイスがあればそれをコストを無視してインストールし、なおかつレゾしてもよい。見たカードのうち、そうしなかったカードはアーカイブに(裏向きに)置く。
  • 3x Priority Requisition (Core): アドバンス5回で3ポイント。コーポレーションはこのカードを得点したとき、アイスひとつをコストを無視してレゾしてもよい。
  • 3x Private Security Force (Core): アドバンス4回で2ポイント。このカードが得点されたあと、ランナーにタグが付いているときは「1クリック: 1ミートダメージを与える」の能力を得る。

Asset: (10)

  • 3x Adonis Campaign (Core)(4) レゾされたとき、バンクから12クレジットを取ってこのカードの上に置く。カードの上にクレジットがない時、このカードをトラッシュする。ターンの開始時に、このカードから 3 クレジットを得る。
  • 2x Aggressive Secretary (Core)(0) このカードはアドバンスできる。ランナーがこのカードにアクセスしたとき、コーポレーションは2クレジット払うことで、このカードの上にあるアドバンストークン1個につき、ランナーのプログラムを1枚トラッシュする。
  • 2x Melange Mining Corp (Core)(1) 3クリック: 7クレジットを得る。
  • 3x PAD Campaign (Core) (2) ターンの開始時に1クレジット得る。

ICE: (17)

  • 3x Enigma (Core) (3) / 強度 2 / Code Gate: 1) ランナーは1クリック失なう(可能なら)。2) ランを終了する。
  • 2x Heimdall 1.0 (Core)(8) / 強度 6 / Barrier: ランナーは1クリック払うことで、このカードのサブルーチン1つをブレイクできる。1) 1ブレインダメージを与える。2) ランを終了する。3) ランを終了する。
  • 2x Hunter (Core)(1) / 強度 4 / Sentry: 1) トレース3、成功した場合はランナーにタグをひとつ与える。
  • 3x Ichi 1.0 (Core)(5) / 強度 4 / Sentry: ランナーは1クリック払うことで、このカードのサブルーチン1つをブレイクできる。1) プログラムを1枚トラッシュする。2) プログラムを1枚トラッシュする。3) トレース1、成功した場合はランナーにタグをひとつ与え、なおかつ1ブレインダメージを与える。
  • 2x Rototurret (Core)(4) / 強度0 / Sentry: 1) プログラムを1枚トラッシュする。2) ランを終了する。
  • 2x Viktor 1.0 (Core)(3) / 強度3 / Code Gate: ランナーは1クリック払うことで、このカードのサブルーチン1つをブレイクできる。1) 1ブレインダメージを与える。2) ランを終了する。
  • 3x Wall of Static (Core)(3) / 強度3 / Barrier: 1) ランを終了する。

Operation: (10)

Upgrade: (3)

  • 1x Corporate Troubleshooter (Core) (0): Xクレジットを支払いこのカードをトラッシュする: このサーバを守っている、レゾされているアイスを1枚選ぶ。そのアイスは、このターンの終了時まで強度が +X される。
  • 2x Experiential Data (Core)(2): このサーバを守っているアイスの強度はすべて +1 される。

HB のスタートデッキは Jinteki に比べると扱いやすい。アイスを並べてアジェンダをポイントするという、コーポレーションの基本的な動きをしつつ、下記のポイントにだけ注意していれば、だいたい勝てるようになっている。

  • Ajenda: Accelerated Beta Test (Core): アジェンダ3回で2ポイント。ポイントしたとき、R&Dの上からカードを3枚見る。その中にアイスがあればそれをコストを無視してインストールし、なおかつレゾしてもよい。見たカードのうち、そうしなかったカードはアーカイブに(裏向きに)置く。

    Accelerated Beta Test

    このカードは、アドバンス3回でポイントできる。このカードは、インストールした直後にBiotic Labor (Core)を使うことで、直後に連続して 3 回アドバンスできる。相手にランする隙を与えず得点できるため、かなり強力なコンボである。一方で、ポイントしたときの効果で R&D のカードを見たとき、見た中にアジェンダが含まれていたら、それをアーカイブに捨てなければならないというリスクがある。そのため、Jinteki のスタートデッキでプレイするときとは異なり、アーカイブに対してもある程度のアイスを張り付けておく必要がある。

  • Heimdall 1.0 (Core)(8) / 強度 6 / Barrier: ランナーは1クリック払うことで、このカードのサブルーチン1つをブレイクできる。1) 1ブレインダメージを与える。2) ランを終了する。3) ランを終了する。

    HB のアイスは、複数のサブルーチンを持っている上に強度が高く、サブルーチンの効果も強力なものが多い。しかし、このカードのようにランナーがクリックを消費することで、アイスブレイカーを持っていなくても、サブルーチンをブレイクできるデメリットが付いていたりする。Core Set のものは末尾に「1.0」という名前が付いているものがそれに相当する(ちなみに、拡張セットに 2.0 という名前のカードもある)。これらは、一度レゾされてしまうとクリックを使用して容易に突破されるため、単独で張っても見た目ほど防御の効果がない。同種のものを同じサーバに 2 枚以上張ることで、クリックだけでは突破できなくなるため、強固なアイスとして機能するようになる。

このスタートデッキの問題点としては、クレジットを得る手段が少ないことと、アイスの一部にややコストパフォーマンスがよくないものがあるので、それらを幾分改良してみる。

まず、クレジットを得る手段として、他陣営の下記のカードを加えてみる。

アイスについては、影響値を考慮しつつ下記の中から選んで入れてみる。

  • Ice Wall: アドバンスすると強度の上がるアイス。コスト低めでレゾしやすいので序盤からも使いやすく、後で強化できるので中盤以降でも十分使える。影響値も1と低い。
  • Tollbooth: エンカウントすると強制的に 3 クレジット払わせるアイス。強度も高め。コストは高いが Accelerated Beta TestPriority Requisition (Core) のように、コストを無視してレゾできるカードと組合せて使う。影響値2
  • Matrix Analyzer: レゾコスト1で強度3であり、アドバンスして強度を上げることもできる。単独で張ってもサブルーチンを無視されて突破されることもあるので、他のアイスと併用する必要がある。タグを付けることに成功したら Private Security Force のようなカードとの組合せを狙う。
  • Archer: レゾコストにアジェンダの破棄が含まれるアイス。強度6 と固い上に強力なサブルーチンが4つもあるが、そのまま使うには難がある。レゾコストを無視するカードとの併用が前提。

これらの他陣営のカードを、影響力が 15 以下になるように入れつつ、枚数が 49 枚になるようにした。コーポレーションはライブラリーアウトすると負けるので、多くカードを入れたいところだけど、50枚以上にするとアジェンダを増やさないといけなる。だから、最初は 49 枚で作ったほうがいいかも。

アイスは 20 枚として、Sentry、Code Gate、Barrier が同数程度(6-7枚)になるようにしている。カードの影響値は、上のリスト中に色付きの点で示している。


Total Cards: (49)

Identity:
1x Haas-Bioroid: Engineering the Future (Core)

Agenda: (9)
3x Accelerated Beta Test (Core)
3x Priority Requisition (Core)
3x Private Security Force (Core)

Asset: (7)
3x Adonis Campaign (Core)
1x Aggressive Secretary (Core)
2x Melange Mining Corp (Core)
1x PAD Campaign (Core)

ICE: (20)
2x Enigma (Core)
2x Heimdall 1.0 (Core)
3x Ice Wall (Core) ■ ■ ■
3x Ichi 1.0 (Core)
1x Matrix Analyzer (Core) ■■
2x Rototurret (Core)
2x Tollbooth (Core) ■■ ■■
2x Viktor 1.0 (Core)
2x Wall of Static (Core)
1x Archer (Core) ■■

Operation: (12)
2x Archived Memories (Core)
3x Beanstalk Royalties (Core) ■ ■ ■
3x Biotic Labor (Core)
1x Closed Accounts (Core)
3x Hedge Fund (Core)

Upgrade: (1)
1x Corporate Troubleshooter (Core)


以上の調整は一例であって、これでベストというわけでは全然ない。好みによって、いろいろ調整する余地はあると思う。


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まさかの時のボードゲーム Android Netrunner (15) デッキ構築のルール

デッキを構築するときは、まず使用する ID カードを選ぶ。ID カードの右下に、そのカードを使用してデッキを作る場合に、デッキに入れなければならない最低のカードの枚数が書かれている。必ずその枚数以上のカードが含まれている必要がある。



たとえば、この ID カードなら 45 枚以上のカードを必要とする。ひとつのデッキに同じ種類のカードは 3 枚までしか入れられないので、45枚のデッキなら15種類以上のカードを入れなければならない。

この他、デッキに入れられるカードには以下の制約がある。

  • ID カードと裏面の色が異なるカードは入れられない。(コーポレーション側にランナー側のカードは入れられない。逆も同じ)
  • ID カードと異なる「陣営」のカードは、その影響値の合計がID カードに書かれた影響値以下になるようにしか入れられない。
  • コーポレーション側は、デッキの枚数に従って入れるべき合計の計画ポイントが以下のように決まっている。
    • カード枚数 40-44枚:18-19 計画ポイント
    • カード枚数 45-49枚:20-21 計画ポイント
    • カード枚数 50-54枚:22-23 計画ポイント
    • 以降、5枚増えるごとに 2 計画ポイントずつ増える

    影響値というのは、カードの隅に描かれた白い点(ドット)のことで、この丸の数の合計が ID カードに書かれた「影響値の上限」を越えないように、デッキに入れなければならない。


    JintekiKate

    上のように、カードの下(の下側)に書かれている 15 という値が影響値の上限で、上がデッキに入れる必要のある最低枚数 (45) を意味する。ちなみに Core Deck の ID カードの影響値の上限は、陣営問わずいずれも 15 で、最低枚数は 45 になっている。拡張パックの ID カードには、上限が 25 くらいのものがあったり、最低枚数が 40 枚とか少ないものもあったりする。



    デッキに入れるカードの影響値(Influence)は、上の左のカードの左下にある 2 つの白い点で表されており、このカードの場合は影響値 2 を意味している。右のカードは 3 つあるので影響値は 3 である。ただし、これらはジンテキのカードなので、ジンテキのデッキに入れるときはこの影響値を考慮しなくていい。一方で、ハース・バイオロイドやウェイランドなどの他の ID カードを使ったデッキに入れるときは、影響値の合計が ID カードの影響値を越えないようにする必要がある。


    iceEnigma

    アイスは右下(左下?)に点が書かれている。左のカードは影響値 1 である。右のカードは影響値の白い点がひとつもない。これは影響値 0 を意味している。Nutral のカードの多くは影響値 0 であり、その場合はどのデッキに制約なくでも入れられる。


    AjendaAjenda

    アジェンダのカードの多くには、左のようにそもそも影響値の欄がないものが多い。この手の影響値の欄がないカードは、他の陣営のデッキには入れることができない。一方、右のアジェンダには欄があるけど白い点が打たれていない。先の Nutral のアイスと同様に、これは影響値 0 を意味しているので、どのデッキにでも制約なく入れることができる。影響値の欄がないのは影響値 0 を意味するわけではない。このあたりはちょっとややこしい。

    なお、デッキのカード枚数に上限はない(ことになっている)。


    ちなみに、最初から自分でデッキを組むのはなかなか難しい。Core Set のデッキをベースにするか、下記のトーナメントのデッキを集めたサイトを見て、いずれかのデッキをベースにして改造する、という方針でやることをオススメしたい。


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