Android Netrunner カード適当談義: Parasite



《Parasite》(Core Set)

Parasite はレゾされたアイスにのみインストールできる。
ホストのアイスは Parasite の上の Virus カウンター 1 つに対して Strength -1 を得る。もし、そのホストの Strength が 0 以下であれば、それはトラッシュされる。
あなたのターンの開始時に、Parasite に virus カウンターを 1 つ置く。

アイスの強度を継続的に下げることができる、アイスに直接付けるタイプのカード。名前の通り、じわじわと蝕んでいって、最終的には宿主のアイスを破壊できる。放置しておいても、自力で Virus カウンターを載せていけるのは優秀。《Datasucker》のような Strength を下げるカードと併用すると、これ自身にカウンターを載せなくてもアイスを破壊できる (原因を問わず Strength が 0 以下になれば良いので)。また《Grimoire》を置いておけば、Strength 1 のアイスをレゾ直後にトラッシュできる。

カードのコストは 2 と低く、メモリーユニットも 1 と使い勝手は良い。他に似たような能力を持つカードがないこともあり、Anarch のデッキの多くで 2-3 枚採用されているようだ。他の Faction のデッキでも《Datasucker》などと供に 1 枚程度、採用されているものを見かける。

Android Netrunner カード適当談義: PAD Campaign



《PAD Campaign》(Core Set)

ターンの開始時に 1 クレジット得る。

クレジットを継続的に得られるアセット。効果は微々たるものながら、毎ターン確実にクレジットを得る効果は馬鹿にならない。効果が微妙な割にはトラッシュコストが 4 と高いため、ランナーも気軽にはトラッシュできない。仮にトラッシュされても、2 クレジット払ってランナーに 4 クレジット消費させたと思えば悪くなく、見た目以上にバランスが取れているカードだとは思う。このため NBN 系のデッキで、2-3 枚採用されていることが多い。

とはいっても、能力自体が微妙なことには変わりはない。そのため、より効率よくクレジットが得られる《Adonis Campaign》や《Eve Campaign》のようなアセットが使える HB のデッキでは、このカードはあまり採用されていない。同様に Jinteki では、クレジットを得られる《Sundew》や《Mental Health Clinic》といったアセットを採用することが多いようで、《PAD Campaign》 を採用するデッキは少ない。

Android Netrunner カード適当談義: Nisei MK II



《Nisei MK II》(Core Set) 

Nisei MK II を得点したとき、これにアジェンダカウンタを 1 つ置く。
ホストのアジェンダカウンタ: ランを終了する。

1 回だけながら、問答無用でランを強制的に終了させる能力をもつアジェンダ。カウンタが載ったこれが得点エリアにあれば、ランナーを大いに牽制できる。ランを終了させる能力を持つカードはアイス以外では珍しく、これと《Caprice Nisei》くらいしかないようだ。しかも《Caprice Nisei》は運が必要なのに対し、こちらは確実に終了させられるので信頼性は高い。ちなみに《Genetic Resequencing》でアジェンダカウンタをこのカードに置けば、2回以上能力を使うこともできる。あんまり見たことはないけど・・・

2015年現在では、ランを抑制する能力をもつ《Replicating Perfection》を ID カードに使った Jinteki のデッキでよく採用されているようだ。