3.1. クロービスの操作
クロービスの基本動作は「移動」「ジャンプ」「剣を振る」「ファイアーボールを撃つ」の四つです。
- 移動:
レバーを左か右に倒すと、そちらの方向に向かって歩きます。すばやく同じ方向に二度レバーを入れると、そちらの方向に向って走ります。レバーを入れるタイミングによって、走る速度が少しかわります。移動速度が最大で二倍程度違うので、場合によって使いわけることが必要です。通常エリアの中を移動する場合には最大速度の「走る」を使いますが、イノサイやテストールなどぶつかりたくないときは歩くこともあります。
蔦のあるところで上や下にレバーを入れると、蔦を使って上下に移動することができます。蔦を使っての移動速度は常に一定です。蔦のないところで縦の穴に落ちると、床のあるところまで落ちます。穴を落下しても、クロービスが落下によってダメージを受けることはありません。一度落下しはじめてしまうと、床に着くまでは左右に移動できません。
床のあるところで下にレバーを入れると、クロービスがしゃがみます。しゃがむことで攻撃を避けたり、弾きとばされることを防いだり、敵を攻撃しやすい態勢にもっていくことができます。
- ジャンプ:
ジャンプには二段階の高さがあります。上方向にレバーを一度入れれば一段ジャンプになり、ジャンプの頂点で上にレバーをもう一度入れると、さらに上方向にジャンプできます。これを二段ジャンプと呼びます。
移動している途中でジャンプをすると、斜め方向にジャンプできます。止まっている状態からは斜め方向にジャンプできません。蔦に向かってジャンプすると、蔦に捕まることができます。また、蔦に捕まっている状態からは、上方向にはジャンプすることはできません。蔦に捕まっている状態から左右にレバーを入れると、左右方向にジャンプして通路に跳び移れます。
上のように、二段ジャンプを使わないと登れない通路があったりするため、二段ジャンプの習得は必須です。
- 剣を振る:
剣ボタンを押すと、その場で剣を振ります。剣がモンスターに当たれば、モンスターを倒すことができます。ルームガーダ以外の多くの敵は、一度斬れば倒せます。速度の速いクローラー、灰色のリーベン、緑ゴーレムは二度斬らないと倒せません。ケイブシャークは何度も斬らないと倒せません。そして、コレオクローラー(金色のクローラー)とスライムは剣では斬れません。
ドラゴンに振った剣が当ったときは、ドラゴンに 4 ダメージ与えられます。ドラゴンの弱点(赤く光る部位)を斬ると 8 ダメージ与えられます。
剣は、普通に振る以外に「兜割り」「垂直斬り」という二つの攻撃方法があります。
- 兜割り:
一段ジャンプをしたあとに、着地するまでに剣ボタンを押したままあ、レバーを下に入れっぱなしにした状態にすると、剣を前に突き出した格好で相手を攻撃することができます。この攻撃を「兜割り」と呼びます。この状態で敵に攻撃が当たると、通常の二倍のダメージを与えることができます。特にルームガーダに対して、この攻撃方法はとても有効です。
- 垂直斬り:
二段ジャンプしたあとか、縦の通路から落ちている途中に剣を振り、そのままレバーを下に入れると剣を下に向けた格好になります。この状態で真下の敵に当たると、敵に二倍のダメージを与えることができます。この攻撃方法を「垂直斬り」と呼びます。ウィザードに対して有効な攻撃方法です。他にも、段差の下にいるルームガーダーを背後から斬ったり、通路の下に貯まっている敵を斬ったりするときに使います。
- 兜割り:
- ファイアーボールを撃つ:
ファイアーボールボタンを押すと、ストックの先頭にあるファイアーボールを発射できます。通常のファイアーボールは、クロービスの向いている方向に向かってまっすぐ飛んでいき、壁に当たるか画面外に出ると消えます。敵に当たると、ルームガーダー以外の敵は一撃で倒せます。ただしケーブシャークだけは2回当てなければ倒せません。ルームガーダーには、剣で2回斬ったときと同じダメージを与えます。ただし、スケルトンと金色のウィザードにはダメージを与えられません。ドラゴンに当てると、2 ダメージ与えられます。
複数の火の玉が書かれたアイコンは「スーパーファイアー」です。これを撃つと、クロービスを中心に渦巻状に回転しながら 4 つの火の玉が飛んでいきます。火の玉の数と飛ぶ軌跡以外は通常のファイアーと同じですが、ドラゴンに当たったときは 4 ダメージ与えることができます。つまり、スーパファイアーは対ドラゴン用ということです。
いずれのファイアーボールも、使用するとスタックの先頭から消えてしまいます。ファイアーボールを補充するには、ルームガーダーを倒してスクロールを取る必要があります。
これらの操作方法を駆使してエリアを突きすすんで行くわけですが、より有利にエリアをクリアするためには、いくつかのテクニックを知っていることが重要です。本節の以下の部分においては、それらのテクニックについて触れます。
- 陰険殺し:
ルームガーダーを、背後から反撃を受けることなく斬る技です。通常、ルームに入るとルームガーダーはクロービスのほうを向いています。しかし、一定の条件を満たすことで、ルームに背後から入ることができる(つまりルームガーダーを背後から斬ることができる)ようになります。
陰険殺しができるのは、主に上の二つの形状でルームが配置されているときです。左のケースでは A を倒してから A の壁にタッチして B の場所にいくと、B が後ろを向いています。そのまま B を倒して C に行くと C も後ろを向いています。右のケースでは、A の下をくぐって回り込むと、A が後ろを向いています。
これら以外でも、たとえば 2 面の廃墟のように A のましたに別の部屋があるようなケースでも、下から回り込むことで後ろから斬れます。
エリアによっては、ルームガーターが背後を向いている場合でも、ルーム内の深い位置にルームガーダーがいて、背後から斬ろうとしても反応してしまうこともあります(12面や11面の廃墟など)。そういう場所では、条件にあう地形があってもうまく背後から切れないこともあります。
- 壁ひっつき:
ファフネルと戦うときは炎がやっかいです。これをなんとかしないとファフネルに近寄るだけで大ダメージを受けてしまいます。そこで登場するのが「壁ひっつき」です。シャッターや壁に向かって斜めにジャンプし、壁にぶつかった瞬間に逆方向にレバーを入れると壁にぴったり背を付けた状態になります。この状態でしゃがんで剣を振っていれば、ファフネルは意外と簡単に倒せます。スケルトンにも同じ技が使えますが、ファフネルが突進してくるだけなのに対してスケルトンは前後に移動するので、ファフネル相手ほどには有効ではありません。スケルトンはすきを見て斬りこむか、兜割りを使ったヒットアンドアウェイ攻撃を使ったほうがいいでしょう。
- 蔦の利用:
蔦は単純に上限に移動する以外にも、活用方法があります。通路をうろつく敵を避けたり、蔦を上下して下や上の通路にたまった敵を消してしまうことができます。蔦が一番下の地面のところまで来ているところでは、その位置に座っていれば弾き飛ばされずに済みます。
- 斬れない敵対策:
剣で敵を斬ると、斬った対象のモンスターに対する当たり判定が、一瞬だけ無くなるという特性があります。これを利用し、斬れない敵を斬りまくることで、その敵からダメージを受けることを回避できます。たとえば、スライムが前から飛んできたときにタイミングよく剣を当てると、一瞬だけ当たり判定がなくなり、スライムをダメージなしですり抜けることができます。丸まっているテストールをすり抜けたり、上から降ってたコレオクローラーからのダメージを防いだりできます。
なお、ソードを持っているときは、斬れない敵を斬っては使ってはいけません。ソードがなくなります。
- ファイアーボールバリア:
ノーマルのファイアーの進む速度は、自分の移動速度より微妙に遅いので、これを利用して通路を安全に進むことができます。
通路でファイアーを撃ち、それを走って追いかけます。すると、前から来る敵はすべて倒すことができます。。そのままルームに走り込めば、湧いてきた敵を一掃した上にルームガーダにもダメージを与えられて一石三鳥です(スケウトンはダメですが)。9 面の山や 11 面の廃虚などでは多用する技です。
- ケーブシャーク対策:
ケーブシャークは、いわゆる無限プレイ防止モンスターで、扉を出したあと一定時間たってもクリアしないときに出てきます。それ以外では、ROUND 12 くらいでしか出てきません。しかし、たまに理由不明で出てくることがあります(ROUND 8 とか)。一度出てきてしまうと、次々と出現して手に負えなくなってしまいます。対策としては、以下の4つがあります。
- エリアの出口から出る: すでに出口を出している状態ならば、すぐ出てしまうのが一番です。
- ルームガーダーを倒す: ルームガーダーを倒すと、敵が一旦すべて消えるので、それを利用して消します。シャッターがあるとケイブシャークは通過できないので、シャッターが閉まる場合は、それを利用してルームに逃げ込む(?)手もあります。
- 二段ジャンプで無限地獄にハメる: 空いているルームの中に立ち、ケイブシャークがジャンプしてきたのにあわせて二段ッジャンプすると、なぜかケイブシャークはその場で垂直方向に往復移動するようになります。この状態になると、クロービスが逃げても置いかけてきません。この性質を利用した、得点稼ぎも一応可能です。
- 兜割りやファイアーを駆使して倒す: 噛みつかれた状態で、長い通路でケイブシャークにファイアーを撃ち、さらに走ってファイアーを追いこすと、ファイアー1発でケイブシャークを倒せます。ファイアーが使えない場合は、その場で垂直ジャンプ+兜割りします。剣をただ振るよりは速く倒せます。
- 敵渡り:
敵からダメージを受けて跳ねとばされると、一段ジャンプしたのと同じ状態になることを利用した技です。部屋の中にいる敵を踏み台(?)にすることで、ルームガーダーに兜割りを決めることができます。スネークやクロウラーのような、地面に沿って移動する敵が沢山出るエリアでは結構使えます。大きな敵(ゴーレム)や空中を移動する敵(バットやウィスプなど)が多数出るエリアでは使えません。
3.2. 登場キャラクタ
ドラゴンバスターに登場する敵キャラクターはそれぞれに個性的で、なかなか愉しませてくれます。本節の以下の部分では、敵キャラクタのすべてについて、その性格と対策について分析します。
3.2.1. 一般の敵
エリア(以下、鍾乳山、奇岩山、塔、廃虚、墓場を総称してエリアと呼ぶことにする)内をさまよう敵を紹介します。各エリアごとに、出現する敵の種類がおおむね決まっているようです。以下、ゲームを進めていて出現する順序に並べてあります。なお、ケーブシャークは例外なので、最後尾に行ってもらいました。
- スネーク
グレー、パープル、ピンクの三種類があり、それぞれ動きが違います。グレーはただ地面を這うだけですが、パープルはたまにジャンプして噛みついてきます。ピンクはジャンプでのみ移動します。
基本的に激弱の敵ですが、ジャンプしてきたスネークに当たると時々噛みつかれてしまいます。こうなるとやっかいで、左右にレバーを振って振り払うしかありません。噛みつかれたままだとどんどんバイタリティが奪われてしまいます。しかも振りはらった直後にまた噛みつかれてしまうことがあるので、侮ってはいけません。
スネークに対しては、しゃがんで剣を振るのが最善の対処です。初心者のうちは、うかつに近寄らずにちょっと離れた位置に座って、剣を振るほうがいいでしょう。
- ウィルオー・ザ・ウィスプ
エリア内部を浮遊してきます。浮遊のパターンは二種類あり、まっすぐ直線的に移動するものと斜めに移動するものがあります。直線的に飛んでくるものは、走りながら剣を振る程度でも対処できます。斜めに飛んんでくるものに対しては、しゃがんで剣を振るのがいいでしょう。
これも基本的に弱いのですが、自分が走っていると不意にぶつかってきたり、上空にいて二段ジャンプを阻止したりと、たまに鬱陶しいことがあります。特に、ウィザードのいる部屋にこれが大量にいると危険です。ウィザードの剣に跳ね上げられたとき、ウィルオーウィスプと剣にもてあそばれて、そのまま死んでしまうことも少なからずあります。こういったときは、ファイアーを使うほうが得策です。
- リーペン
目のでかい鳥ですが、飛ばずに跳びます。跳躍距離はクロービスの一段ジャンプと同程度です。穴を跳びこえてくることもあります。リーベンはノーマルとグレーの二種類が存在し、グレーは二回斬らないと倒せません。ファイアーならどちらも一発です。ノーマルはラウンド1から出現し、グレーはラウンド12を超えたあたりから出現します。
ノーマルは基本的に弱いので、通路にいるときは走りながら剣振っても倒せます。ルームの中ならしゃがんで剣を振っていれば対処できます。縦の通路の途中に沸き出してることもありますが、そのときは垂直斬りで対処します(もちろん下のほうにいた場合だけですが)。
グレーは、通路にいるものについては、兜割りで対処するのが基本です。ルームにいるものへの対処は、ノーマルと同じです。
- バット
ブルー、レッド、グリーンの三種類が存在し、それぞれ移動頻度が違います。グリーンが最もよく動き、以下、レッド、ブルーの順で動きが遅くなります。通路の上のほうにいて、唐突に斜めに向かってきます。ドラゴン戦でもよく出てきます。
基本的に弱いのですが、ウィスプと同じでジャンプを邪魔してくるので、なかなか鬱陶しい敵ではあります。しゃがんで剣を振るのが最も安全な対処ですが、慣れたら走りながら剣を振るのでも倒せます。
- ゴーレム
最初のラウンドから出現する、棍棒を持って通路を移動してくるオヤジです。棍棒を振っているときに当たると、16 ダメージもくらってしまいます。棍棒を振ってる格好をしている時なら、棍棒と関係ない位置に当たっても 16 ダメージ受けるという酷い敵です。
ブラウンとグリーンの二種類が存在し、グリーンは二回斬らないと倒せません。グリーンは高速移動するものもいます。通路にこれが大量に出現すると非常に危険です。その場合には、ファイアーを使って逃げるか、スクロールアウトして消してしまいましょう。下手に兜割りで倒そうとすると、16 ダメージを複数回受けたりして、かなりシャレになりません。
- アイフル
大きい目玉のキャラクタです。リーベンと同様に、跳躍のみで移動します。リーベンに比べてかなりの長距離を跳躍するので、遠くにいるからといって安心していると、思わぬ体当りを受けることがあります。
とはいえ、気をつけていれば十分対処できます。ダメージ覚悟で、剣を振りつつ突撃するのもいいでしょう。ファイアーを撃っても跳びこされてしまうこともあるので、倒すことに固執せずにやりすごすことを考えたほうがいいでしょう。
- テストール
黄色いアルマジロ(というかダンゴムシ?)のような敵です。伸びているときは移動が低速で、剣で斬って倒せます。しかし、丸まっているときは、移動が高速になる上に剣では斬れません。スーパーソードを持っているときに間違って斬ってしまい、ソードを失なう事案が稀によくあります。
というわけで、基本的には「かわす」ことを考えます。部屋の中に大量にテストールが出現したら、迷わずファイアーを使うべきです。スーパーソードを持っていないときなら、敵を斬っているときには当たり判定がなくなることを利用して、ひたすら斬ることでダメージを免れる方法もあります。
- クローラー
芋虫(というか王蟲)のような外見で、低速グリーン、高速グリーン、ゴールド(コレオクローラー)の三種類がいます。高速グリーンは二回斬らないと倒せず、ゴールドに至っては剣では倒せません。
グリーンは、ときどき起き上がっては触手(?)のようなものを伸ばし攻撃してきます。ゴールドは全く起きあがらずに、触手を伸ばしてきます。グリーンは近づいてしゃがんで斬るか、兜割りで対処するのが基本です。ゴールドはかわすことを考えるべきでしょう。高速グリーンも、斜めジャンプしてもかわせます。ただしクローラーは唐突に反転してくるときもあるので、避けたらすぐ逃げたほうがいいです。大量に出現したらファイアーを使うか、スクロールアウトして消します。
ちなみに、Playstation 版では低速グリーンも二回斬らないと倒せません。
- イノサイ
通路の端から突然あらわれて、高速で激突してくる猪とサイの合いの子(名前そのまま)のような形状の、ピンク色の敵です。自分が走っているときは、これが出現したのを見てかわすことは不可能に近く、非常に鬱陶しい敵です。
これが出現するときは、独特の「シャカシャカ」という音がします。音が聞こえたらその場にしゃがんで剣を振るか、近づいたきたのをジャンプで跳びこえてしまうか、あるいはファイアーを撃つなどの対策が必要です。
イノサイが大量にいる通路に迂闊に上から降りてしまうと、連続で跳ねとばされ続けることになり、非常に危険です。これが貯まっている通路や凹んだルームがあったら、そこに入る前に必ずスクロールアウトして消してしまいましょう。
- スライム
緑色の浮遊する塊で、剣では倒せません。こいつに出逢ったら、基本的に逃げるしかありません。スライムは出現した瞬間は、ぎりぎり下を走り抜けられるだけのスペースがありますが、一度でも移動すると下を通過することができない位置に止まってしまいます。移動パターンはウィルオーザウィスプやバットとだいたい同じですが、速度が少し遅めです。
スライムのいる通路をどうしても通り抜けたときは、スライムの前にわざと座ります。するとスライムが V 字状に移動してきてぶつかりますが、自分の後ろに抜けてくれます。そうしたら、すぐに走り逃げることで(ダメージは受けますが)通過できます。立った状態でぶつかると、連続してダメージを受けてしまい、うまく通過できません。
なお、ドラゴン山で大量のスライムが出現した場合には、惜しげなくスーパーファイアーを使いましょう。
- スティングレイ
地面から少し浮いて飛んでくる、赤いエイのような敵です。通路と平行に飛んできて、ごくまれにジャンプして噛みついてきます。そして、空中に浮いているのに、なぜか穴があると落ちてしまいます。移動が速いスネークといった感じの敵で、対処法もスネークと同じです。ただ、この敵はスネークと違って少し高い位置を移動するため、しゃがまなくても斬ることができます。
あまり強くないのに、なぜかラウンド12くらいにならないと出てこない謎の敵です。
- ケーブシャーク
口が全体の 80% くらいを占めている、ばかでかい山椒魚のような外見の敵です。いわゆる「永久パターン防止キャラ」で、出口を出してからクリアせずにエリア内にいると、どこかともなく「ウヮンウヮン」というような独特の音とともに出現し、噛みついてきます。後半の面では、何もないのにいきなり出現することもあります(例えば 8 面 とか12 面の上の廃虚など)。
レバーを左右に振っても、ふりほどくことができません。また耐久力が高いので、剣で倒そうとすると時間がかかります。ルームガーダーを倒すか、出口から出るまで噛みつき続けます。ファイアーボールでも二発当ててやる必要があります。
対策としては、そのエリアをクリアすることが一番です。その場ジャンプ+兜割りをすることで、多少速く倒すこともできます。ファイアーボールで倒すときは、ファイアーをまず撃って当ててからそのままファイアーを追いかけ、ケーブシャークに再度当てる方法を使うことで、一発でたおすことができます。
ちなみに、ルームの中央に立っておいて、ケーブシャークが直前まで迫ってきたところで二段ジャンプすると、なぜかその場で垂直飛行を始める性質をもっています。その状態のケーブシャークを斬ることで、永久に点数稼ぎができてしまいます。永久点稼ぎ防止のためのキャラなはずなのに、なぜか自分自信が永久点稼ぎキャラとなってしまっているという、おバカな敵でもあります。
3.2.2. ルームガーダー
ルームガーダーとは、エリア内にある部屋を守っている敵で、ファフネル、スケルトン、ウィザード、ビショップの四種類がいます。それぞれ異なる性質を持っているため、対策もさまざまです。アイテムを入手するにも、エリアをクリアするにも、ルームガーダーは必ず倒さなければなりません。そのため、これらの対策は重要です。
ルームガーダーは「ルーム」と呼ばれる、やや高さのある暗い空間に配置されていて、ルームに入るまではまったく動きません。クロービスがルームにある程度まで入ると、突然ルームが明るくなり、独特の音楽と伴にルームガーダーが襲ってきます。
戦闘が始まると、ルームの出入口にシャッターが下りることがあります。その場合、ルームガーダーを倒さないかぎりは、そのルームを出ることができません。また、戦闘開始と同時にルーム内に敵が大量に湧くこともあります。ルームに入ったときの挙動は、エリアごとに決まっています。たとえばあるルームでシャッターが閉まらない場合は、そのエリアすべてのルームでシャッターが閉まりません。
ファフネルとスケルトンは 2-4 の耐久力を、ウィザードとビショップは 1-2 の耐久力をもっています。つまり、ファフネルとスケルトンは最大 4 回斬らないと倒せません。ファイアーボールは、ファフネル、ウィザード(ゴールドのみ)、ビショップにはダメージを与えられます。スケルトンと、ゴールド以外のウィザードにはダメージを与えられません。
ファフネルとスケルトンは最初のラウンドから、ウィザードはラウンド2から、ビショップはラウンド3から出現します。どのルームにどのルームガーダーが配置されるかは、完全にランダムになっています。同じエリアでも、ウィザードばかり配置されてることもあれば、全てのルームガーダーがまんべんなく配置されていることもあります。一旦エリアに入ってしまうと、たとえルームをスクロールアウトするなどしてルームガーダーを画面外に消したとしても、そのルームに配置されているルームガーダーの種類は変更されません。
- ファフネル
小型の恐竜という感じの敵で、炎を吐いて攻撃してきます。序盤のラウンドでは、兜割り一撃で倒せる上にさほど炎も吐いてこないため弱いのですが、ラウンドが進むにつれて手強くなってきます。
対策としては、シャッターの下りるエリアならば、シャッターに背中をぴったりとつけてしゃがんで剣を振るのが一番です。シャッターが下りないエリアの場合、奥に壁があるならば、二段ジャンプで跳びこえて壁を背にして戦うほうが楽です。
シャッターがしまらず壁もないときは、戦わないほうがいいでしょう。ルームを通過したいだけなら、二段ジャンプで跳びこえたほうがいいです。どうしても倒さなければいけないなら、ファイアーを使うほうがいいでしょう。ファイアーがない場合は、兜割りにかけるしかありません。
シャッターが閉まらないルームの場合、ファフネルが通路まで出てくることがあります。このとき、ファフネルの炎と通路の天上に狭まれると、一瞬で 100 以上のダメージを受けて即死することがあります。そのため、通路にファフネルが出てきてしまったら、一度ルームを離れて仕切りなおしたほうがいいでしょう。
- スケルトン
名前の通りの骸骨の戦士です。ファイアーがまったく効きません。垂直斬りも効きかない上に、後半のラウンドでは四回斬らないと倒せません。序盤では兜割り一発で倒せるので楽勝に見えるのですが、後半になるにしたがって嫌な敵になっていきます。基本は、壁にひっついてしゃがんで剣を振って対処します。
後半の面のスケルトンは前後移動が結構激しいため、これを利用する方法が結構使えます。兜割りをするときに、わざとスケルトンの少し手前に剣が落ちるような位置にジャンプすると、スケルトンが前進してきて勝手に当たってくれることがあります。これを勝手に「剣置き」などと呼んでいます。攻撃があたったら、後退して再度兜割りを決めます。このヒットアンドアウェイをうまく使うと、スケルトンの反撃をまったく受けることなく倒せます。
なお、スーパーソードがあると兜割り一発で倒せるようになるので、難易度が大きく下がります。
- ウィザード
空中を舞う4つの短剣と、直線的に飛んでくる青いファイアーボールで攻撃してくる魔法使いです。ファイアーボールは剣で斬れますが、短剣はファイアーでも剣でも弾きかえすことしかできません。初心者が何の考えずにウィザードにつっこみ、短剣に舞いあげられて何もできず死ぬ事案が多発しています。
グリーン、パープル、ゴールドの3種類がいて、グリーンとパープルにはファイアーが効きません。ゴールドでも、ファイアー 3-4 発くらい当てないと倒せません。剣で斬ればグレーは一回、パープルとゴールドは二回斬れば倒せます。兜割り、もしくは垂直斬りなら一撃です。
ウィザードの対策はいくつかあります。
- 盾を取る:
盾はウィザードの攻撃を全て防いでくれるので、盾があればウィザードは恐くありません。ただしファイアーボールを食らうと、盾は 1/16 の確率で盾がなくなってしまいます。そこで、盾を持っているならば、わざと短剣に舞いあげられて、真上からの垂直斬りを狙いましょう。もちろん、スライムが上空にいるときは、一度スクロールアウトして消しから挑みましょう。
- 兜割り:
いきなり走り込んでからの兜割りが意外に決まります。これは技術を要するので、練習が必要です。背後から兜割りが狙えるところならば、ウィザードは紙のようにサクサク斬れます。
- 垂直斬り:
背後から狙えるけれど、兜割りでは距離が届かないという所で有効です。但し、必ず出たアイテムを取ってしまうので、毒や王冠やセプターの出るエリアでは注意しなければいけません。
前からの場合でもタイミングを合わせてやれば、面白いように決まることがあります。しかし、失敗すると短剣に必ず舞いあげられるので、ハイリスクハイリターンといったところでしょうか。ウィザードの背後が狭いときには、万が一失敗して舞い上げられてもすぐに降りられるので、そういうときを狙ってやるのがいいかと思います。
- 突進:
まっすぐに突進して行き、ウィザードの目の前でしゃがんで剣を振ります。短剣の位置によっては、これだけでも倒せてしまうことが結構あります。間合いがむつかしいのですが、うまくいくとノーダメージで勝てます。ただ、ゴールドはファイアーを連射してくるので、この手は効きにくいです。グレーとパープルに対しては結構有効です。ファイアーを撃ってからこれをやると、ウィザードの短剣をファイアーで弾けるので、かなりやりやすくなります。
- 剣わたり:
かなりの高等テクです。ウィザードの部屋に入った瞬間は、剣は自分のいる位置を目指して順番に飛んできます。これを利用して、最初の剣を飛びこすような要領でジャンプすると、次の剣に跳ねあけられます。このときレバーをウィザード方向に入れておくき、即座に下に入れて剣を振ると、兜割りがぴったり決まって楽に倒せることがあります。
敵があまりいない部屋でのみ有効な高等テクです。タイミングを捕む練習が相当に必要ですが、慣れるとウィザードとの対戦が結構楽になります。
- 盾を取る:
ウィザード対策で重要なのは、不用意にジャンプしないことです。ここ一撃というときだけ、ジャンプするようにします。舞い上げられてしまったら、剣をむやみに振らずに、レバー操作だけでウィザードの背後の壁際に下りるようにします。うまく壁との間に落ちれば、ウィザードを斬ることができます。
壁から遠いときは、ウィザードから1キャラ分くらい離れた位置に下りるようにします。近すぎると、剣が触れるまえにウィザード自身にぶつかってダメージを受け、跳ねとばされてします。
強そうな斧を持ったおっさんです。ラウンド 3 から登場しますが、走りこんでの兜割り一発でだいたい倒せるので、ルームガーダー四天王の中では最弱です。ただし垂直斬りは、背後からしか決まりません。
白とグリーンの二種類があるのですが、違いあまりありません。斧とファイアーボールで攻撃してきます。なぜか左方向には移動できないという性質があるため、左から倒せばさらに楽勝です。
ただし、斧で殴られる大きなダメージを受けてしまいます。斧攻撃による接近戦はめちゃくちゃ強いので、近づかれてしまったら一度離れましょう。逃げてから、もういちど走りこんで兜割りで倒します。端に追いつめられてしまったらファイアーを使うしかないでしょう。また、地面に敵がたくさんいて走り込めないときも、ファイアーを使ったほうが無難です。右側に追いつめられそうになったら、左側にとびこしてしまえば、ビショップはそれ以上追ってこれません。
ちなみに盾を持っていれば、ファイアーからのダメージは防げます。ただし、当たると盾が 1/16 の確率でなくなってしまいます。
3.2.3. ドラゴン
ドラゴンバスターというゲームの名前が示す通り、このドラゴンを倒すことこそ、このゲームの目的にほかなりません。
ドラゴンはゲーム中最強の敵であり、これを倒せないことには先のラウンドに進むことができないわけですから、その対策を考えることは最も重要です。セリアを助けることなど二の次といってもいいでしょう(マジで)。
ドラゴンの基礎能力
ドラゴンの色は、緑、紫、青、ゴールドがいます。ただ、色と強さとは無関係です。セリアを連れ去られるたびに、ドラゴンの色が変わっていくだけです。
ラウンド 12 以外のドラゴンには弱点があります。弱点を斬ると赤く光り、通常の二倍のダメージを与えることができます。
- 普通の剣で斬る: 4 ダメージ
- 兜割りか垂直斬りで斬る: 8 ダメージ
- スーパーソードで斬る: ダメージ2倍
- 弱点を斬る: ダメージ2倍
- ノーマルファイアーを当てる: 2 ダメージ
- スーパーファイアーを当てる: 4 ダメージ
倍率は累積するため、スーパーソードで弱点を斬れば 16 ダメージになります。スーパーソードで弱点を垂直斬りすると 32 ダメージになります。
ドラゴンの弱点の位置は、ラウンドごとに決まっています。バイタリティと弱点の位置は、各ラウンドごとに以下の通りです。
- 1: 60 / 頭
- 2: 70 / 右足
- 3: 80 / 右手
- 4: 90 / 尾
- 5: 100 / 右羽
- 6: 100 / 頭
- 7: 120 / 首
- 8: 120 / 胴体
- 9(4n+1): 100 / 左手
- 10(4n+2): 110 / 左足
- 11(4n+3): 120 / 左羽
- 12(4n): 150 / なし
ラウンド 13 以降は n (n > 2) で表される式の通りです。
ラウンド 9 以降は弱点が左側にあって、ドラゴンが左を向いている時はほとんど斬ることができません(左を向いていると、右手や右足が前に出ているため)。斬ろうと思ったら、ドラゴンを跳びこえて右を向かせる必要があります。ただ、跳びこえようとすると確実にダメージを受けるので、無理に跳びこす価値はないと思います。
ちなみに右羽は、ドラゴンが寝ている状態だと斬り放題です。逆に、左羽はほとんど斬れないので、弱点は無いに等しいです。
ドラゴンの攻撃
ドラゴンは多彩な攻撃でクロービスを苦しめます。序盤のドラゴンは攻撃パターンも少なく動きも緩慢ですが、後半のドラゴンは攻撃が厳しくかつ、動きもすばやくなります。
- 炎を吐く:
ドラゴンの基本的な攻撃手法であり、かつ手強い攻撃です。もろに炎をくらうとかなりのダメージを受けてしまいますので、炎を吐く予兆(羽をぱたぱたと振る)が見えたら、すぐに後退してよけなければ危険です。
一方で、炎を吐いている間のドラゴンの本体は完全に無防備になります。うまく炎と体との間に入りこんで斬れば、かなりの打撃を与えることが可能です。逆に、端に追いつめられて炎を吐かれると危険です。追いつめられるまえに、跳び越してしまいましょう。
- 斜めにジャンプして踏み潰そうとする:
これも基本攻撃のひとつです。前にジャンプしてくる場合と後に跳びのく場合があります。この攻撃自体はたいして恐くはないのですが、これを繰り返されると簡単に端に追い詰められてしまいます。そうなると一瞬にして燃やされて死んでしまうので気をつけなければなりません。
一方で、ジャンプの着地地点を狙ってスーパーファイアーを撃てば、逆にかなりの打撃を与えることができます。また、足が弱点のドラゴンの場合はジャンプ中は足が無防備になります。つまり、弱点を斬りまくるチャンスです。
ちなみに、ジャンプしたドラゴンの下はくぐり抜けられません。実際にやると、踏み潰されて酷い目にあいます。
- 宙返りして尾と頭をぶつける:
ラウンド 3 あたりのドラゴンからこの攻撃をしてきます。この攻撃は「頭と尾を斬って下さい」といわんばかりの攻撃です。少しドラゴンから離れた位置でタイミングよく剣を振れば、頭と尾を斬ることができます。特に頭や尾が弱点のドラゴンの場合は効果抜群です。
ただし、斬るのは頭を1回、尾を1回に留めるべきです。それ以上よくばると、逆に跳ねとばされます。
- 振り向いて尾で攻撃する:
ラウンド 4 のドラゴンからこの攻撃をしてきます。予期していないと攻撃を受けて跳ねとばれるのですが、あらかじめ少し離れた状態で待っていれば、逆に尾を斬るチャンスです。ラウンド 4 のドラゴンは尾が弱点なので、がんがん斬りましょう。
- ジャンプして頭から体当りをかける:
この攻撃も、ラウンド 4 のドラゴンからしてきます。これは強力な攻撃で、まともに喰らうと 100 以上バイタリティが持っていかれてしまいます。
一番やってはいけないのは、ドラゴンの頭を斬ろうとして下に入りこむことです。これをやると、確実にドラゴンの頭突きを食らって、大ダメージを被ること疑いありません。多少離れた位置でときどき剣を振って頭を斬るほうが効果的です。
- 真上にジャンプする:
これは、後半のラウンドのドラゴンがたまにやります。何故こんな挙動するのかナゾです。斬って下さいと言わんばかりの無防備な動作なので、遠慮なく斬りまくるのがいいでしょう。
スーパーファイアーを叩きこむなり、スーパーソード兜割りで大打撃を与えるなりして、好きに料理して下さい。
ドラゴン対策
ドラゴン戦では、頭だけが斬れる位置に「立って」斬る、という攻撃が基本です。座って斬ろうとすると、ドラゴンに近づかなければならず、そうするとドラゴンの攻撃がいろいろと当たってしまいます。頭が斬れる位置で斬っていれば、ダメージをあまり受けることなく一方的に斬れます。
炎を吐いてきたら、すぐに後ろに逃げましょう。うまく懐にもぐり込めたときだけ、しゃがんで斬りまくりましょう。また追いつめられそうになったら、無理やりにでも跳びこえて右に出るべきです。追いつめられて炎を吐かれたら、確実に死ねます。ただし、右に出るときにドラゴンの下をくぐってはいけません。踏みつぶされます。
スーパーファイアーは、ドラゴンが斜めに飛んできたときに使いましょう。着地地点を狙ってうつことで、最大のダメージを与えられます。HP が 30 を割ったら、状況によらずスーパーファイアーを撃ちます。一瞬の油断(と躊躇)が命取りです。
ドラゴン戦については、クロービスの操作技術はもちろん重要なのですが、実のところ準備のほうがより重要です。きのことスーパーファイアーを堅実に集め、少してもバイタリティがやばいと思ったらスーパーファイアーを惜しげなく使うことが、ドラゴンにやられない最大のコツです。特にスーパーファイアーは対ドラゴン用兵器なので、ドラゴン戦でけちっても意味がありません。これは GUVE UP 面まで行くための最大の原則です。「各ラウンドの攻略」編でも、この原則に基づいた攻略方法について説明しています。
ドラゴンのバイタリティが少くなると、ドラゴンのスピードが上昇して危険になります。この場合、よくあっというまに追いつめられて殺されてしまうことがあるので、少しても危ないと思ったら即座にファイアーを撃って倒してしまいましょう。兜割りで決めてやるぜとか言って近づくと墓穴を掘ります。
おやすみドラゴン
ドラゴンはときどき寝ていることがあります。寝ている間に 16 から 32 程度のダメージを与えることができるので、ドラゴンが眠っているとそれだけ戦闘が有利になるわけです。
その昔はドラゴンを眠らせる方法についてさまざまな議論が行なわれました。例えば、ドラゴン山に入って縦の通路を下りる間に、音楽に合わせて剣を振れば眠る(「ちゃんちゃんちゃららら、ちゃんちゃんちゃららら、ちゃんちゃんちゃらららちゃん」の曲の「ちゃ」のところで剣を振り、最後の「ちゃん」で垂直斬りの状態にしてそのまま着地する、というかなり細かいものだったような)とかいう説がありましたが、どうやら真相は「ランダム」のようです。
3.3. 登場アイテム
各エリアのルームガーダーは、さまざまなアイテムを隠し持っています。クロービスを助けるものもあれば、苦しめるだけのものもあり、その性質はさまざまです。
アイテムは大きくわけて、武器、薬、その他のアイテムの三つに分けられます。
3.3.1 武器
- ファイアーボール
まっすぐ地面と平行に飛んでく火の弾で、たいていの敵を一撃で倒すことができます。壁にあたったり画面の外に出るとと消えてしまいます。ファイアーボールを撃ってからそれを追いかけて走っていく技(ファイアーボールバリア)を使うと、かなり安全に通路を進むことができます。
ファイアーボールがきかないのは、スケルトンとウィザードのグリーンとパープルだけです。ただしケーブシャークはファイアーを二発当てないと倒せません。
なお、ファイアーボールを取ると、左下のファイアーボールのストックがひとつ増えます。ファイアーは、取った順に使えます。一度撃ってしまうと、ストックから消えてしまいます。最初から 2 つストックにありますが、それ以上は取った分しか使うことができません。また、ファイアーは取った順にストックされていくだけで、順序を変えることはできません。
- スーパーファイアーボール
自分の位置を中心にして螺旋状に四つのファイアーが出ます。ファイアーはだんだん半径を広げながら画面外に向かって進んでいきます。通常の敵に対しては、当たった場合に普通のファイアーと同じ効果が得られますが、ドラゴンの場合だけは通常のファイアーの二倍のダメージを与えることができます。ドラゴンにうまく当ててやれば、60 から 80 程度のダメージを与えることも可能です。
基本的に、スーパーファイアーがあればドラゴンは恐くありません。逆を言えば、スーパーファイアーを十分な数だけ集めることが重要であると言えます。
- スーパーソード
白いソードで、通常のソードの二倍のダメージを与えることができます。スーパーソードだけは、常に塔の一番上の部屋にしか出現しません(つまり出現する部屋が固定されている)。スーパーソードは強力な武器で、ルームガーダーもドラゴンも紙のように斬れます。後半の面ではできるだけ欲しい一品です。
ただし、スーパーソードは、普通のものを斬ると 1/128 の確率で、斬れないものを斬ると 1/16 の確率で、ウィザードやスケルトンの剣などにはじかれると 1/64 の確率でなくなってしまいます。
セプターとの共存が不可能で、セプターを取ると消えてしまいます。
- シールド
武器ではなく防具ですが、便宜上ここに分類しました。シールドは 100% 対ウィザード用の防具です。
シールドはウィザードの剣およびファイアーボールのダメージを 0 にします。ビショップのファイアーボールも防ぐことができます。ただし、ファイアーボールを受けると 1/16 の確率でなくなってしまいます。これは必須ではありませんが、できるだけ常備したい一品です。
クラウンとの共存が不可能で、クラウンを取ると消滅してしまいます。
3.3.2 薬
- 青い薬
バイタリティを 30 増やすものと 60 増やすものがあります。ただしバイタリティの上限を越えることはありません。これらの薬は微妙にグラフィックが違うので、見分けることが可能です。
- 毒(赤い薬)
30 のダメージを受ける、罠アイテムです。HP 30 以下のときに取ると即死します。兜割りなどでルームガーダーを倒したとき、思わず取ってしまいます。
3.3.3 その他
- マッシュルーム(きのこ)
バイタリティの上限が 16 増えます。初期の面では、とにかくこれを集めまくることが先決です。
バイタリティは最大 256 まで上限が増えます。256 の状態でマッシュルームを取っても何も起こりません。バイタリティは 192 くらいあれば、GIVE UP 面まででも行くことは十分可能ですが、なるべく上限の 256 まで上げておくべきでしょう。
- クリスタル
3000 点増えます。スコアは、先のラウンドにどんどん進めば勝手に増えるので、これをわざわざ狙って取る意味はありません。
- セプター
杖のような見掛けをしたアイテムです。セリアを助けるのに必要です。スーパーソードと共存が不可能で、スーパーソードを取ると消えてしまいます。
- クラウン
セリアを助けるために必要です。セプターかクラウンのいずれかがあれば、王女を助けることができます。ただし、バニーガールを見るためには、セプターとクラウンの両方を持っている必要があります。
シールドとの共存が不可能で、シールドを取ると消えてしまいます。