まさかの時のボードゲーム: MTG Boardgame (1) 準備編

このゲームは、六角形のマスで区切られたマップの上で、自軍のクリーチャーのフィギュアを動かしたりスペルカードを使って、対戦相手のクリーチャーやプレインズウォーカーと戦うゲームである。2人プレイの場合は相手のプレインズウォーカーを倒せば勝利となる。3人以上の場合は、バトルフィールドによって勝利条件が異なっている。

準備

選んだバトルフィールドによって、組み立てるマップが異なっている。下の写真は、最初のバトルフィールド「The Duel」用に組み立てたもの。

s1-1

バトルフィールドを組み立てたら、各プレイヤーは、緑、赤、黒、青、白のうちからのひとつの色を選ぶ。そして、その色に対応するフィギュアとカード(スペルカード、アーミーカード)を受け取る。

s1-3

縦長のカードが、盤上のユニット(フィギュア)の能力を示す「アーミーカード」で、TCGサイズのカードが戦闘時などに使うとさまざまな効果を発揮する「スペルカード」。

s1-2

フィギュアはこんな感じ。各色ごとにひとつだけ着色済みのフィギュアがあり、それが「プレインズウォーカー」のフィギュアになっている。これが倒されてしまうと敗北となる。上の写真では、分かりにくいけど、左上のフィギュアがプレインズウォーカーのニッサ。

s1-4

アーミーカード(縦長のカード)は、自陣に表向けに置いておく。それぞれのアーミーカードに対応するフィギュアも自軍に置いておく。

ただし、プレインズウォーカーのフィギュアだけは、バトルフィールドの上に配置しておく。配置できる位置は、バトルフィールドによって決まっている。たとえば「The Duel」では、自軍側のフィールドの一番橋のマスのいずれかに置くことができる。

s1-5

スペルカードは、裏向きに束にしてシャッフルしてデッキとし、自軍に積んでおく。デッキから 3 枚引いて最初の手札とする。マリガンのルールはない。

s1-6

ダイスやマーカーなどは、いずれのプレイヤーも取れる位置にまとめて積んでおく。そして、使用しているバトルフィールドに対応したルールブックのページを開き、ターンマーカーを1のところに置く。

s1-7

最後に、手番を20面ダイスを振って決める。これでプレイの準備は終わり。

Android Netrunner カード適当談義: SanSan City Grid



《SanSan City Grid 》(Core Set)

このサーバにインストールされたアジェンダの、アドバンス要求は 1 低減される。
region カードはサーバに 1 枚まで。

得点に必要なアドバンスの回数(アドバンス要求)を、1 下げることができるアップグレード。アドバンス要求が 3 のアジェンダが、2 回のアドバンスで得点できるようになる。つまり、インスールしたターンに得点できるようなになる。例えば、コアセットであれば 《Accrelerated Bata Test》 がアドバンス 2 回で得点できるということ。

得点したときにメリットのある、アドバンス要求 3 以下のアジェンダを使い、ランナーの妨害を受けずに得点しながらアドバンテージを得ていく、というような戦略のデッキと相性がいい。トラッシュコストも 5 と高いため、ランナーがこのカードにアクセスしたとしても、気軽にはトラッシュできないのも良いところ。

なお Region カードなので、ひとつのサーバにこれを複数枚数インストールして、アドバンス要求を 0 にするみたいなことは、残念ながらできない。

Android Netrunner カード適当談義: Datasucker



《Datasucker》(Core Set)

中央サーバへのランに成功するたび、このカードの上にウィルスカウンターをひとつ置く。
このカード上のウィルスカウンターをひとつ取り除く: 現在遭遇している、レゾされているアイスの強度は、この遭遇の終了時まで -1 される。

遭遇中のアイスの強度を 1 下げる能力をもつプログラム。下げる効果は一時的で、遭遇が終わると強度は戻ってしまう。能力を使うにはウィルスカウンターが必要なので、中央サーバにランをするなり、《Grimoire》 のようなウィルスカウンターを載せる能力をもつカードを使うなりして、予めカード上にカウンターを載せておく必要がある。

一方で、カウンターが複数載っていれば、繰り返し使うことでアイスの強度を大きく下げることもできる。いくつもカウンターが載った 《Datasucker》 があると、コーポも強度の高いアイスを張っていても油断はできない。コーポは、コストを払ってウィルスカウンターを除去するか、無視して手を進めるか悩むことになる。また、これを出すとコーポは中央サーバの防御を厚くするかを悩むことになり、うまく使えば遠隔サーバの展開を牽制することもできる。

《Desperado》のように、ランに成功したときにボーナスのあるカードや、《Mimic》のような強度を上げる能力をもたないが、インストールコストが低いカードとの相性も良い。Icebreaker のようにリグに複数枚置いても腐ることがない点でも優れている。むしろ、ランが成功したときの効果が倍増するので嬉しいくらい。ウィルスカードでもあり、《Deja Vu》や《Djinn》、Anarch の ID カードである《Noise: Hacker Extraordinaire》などとの相性は良い。

・・・とまあ、いいことが多いカードではあるものの、使い方に少々工夫が必要なため、使い手によって強さが大きく変化するカードだと思う。