Android Netrunner カード適当談義: PAD Campaign



《PAD Campaign》(Core Set)

ターンの開始時に 1 クレジット得る。

クレジットを継続的に得られるアセット。効果は微々たるものながら、毎ターン確実にクレジットを得る効果は馬鹿にならない。効果が微妙な割にはトラッシュコストが 4 と高いため、ランナーも気軽にはトラッシュできない。仮にトラッシュされても、2 クレジット払ってランナーに 4 クレジット消費させたと思えば悪くなく、見た目以上にバランスが取れているカードだとは思う。このため NBN 系のデッキで、2-3 枚採用されていることが多い。

とはいっても、能力自体が微妙なことには変わりはない。そのため、より効率よくクレジットが得られる《Adonis Campaign》や《Eve Campaign》のようなアセットが使える HB のデッキでは、このカードはあまり採用されていない。同様に Jinteki では、クレジットを得られる《Sundew》や《Mental Health Clinic》といったアセットを採用することが多いようで、《PAD Campaign》 を採用するデッキは少ない。

Android Netrunner カード適当談義: Nisei MK II



《Nisei MK II》(Core Set) 

Nisei MK II を得点したとき、これにアジェンダカウンタを 1 つ置く。
ホストのアジェンダカウンタ: ランを終了する。

1 回だけながら、問答無用でランを強制的に終了させる能力をもつアジェンダ。カウンタが載ったこれが得点エリアにあれば、ランナーを大いに牽制できる。ランを終了させる能力を持つカードはアイス以外では珍しく、これと《Caprice Nisei》くらいしかないようだ。しかも《Caprice Nisei》は運が必要なのに対し、こちらは確実に終了させられるので信頼性は高い。ちなみに《Genetic Resequencing》でアジェンダカウンタをこのカードに置けば、2回以上能力を使うこともできる。あんまり見たことはないけど・・・

2015年現在では、ランを抑制する能力をもつ《Replicating Perfection》を ID カードに使った Jinteki のデッキでよく採用されているようだ。

Android Netrunner カード適当談義: Corroder



《Corroder》(Core Set) 
 

  1. 1クレジット: Barrier のサブルーチンをブレイクする。
  2. 1クレジット: Strength を +1 する。

Barrier タイプのサブルーチンに対する、最もシンプルかつ基本的なアイスブレイカー (Fracter)。序盤から使いやすく、中盤以降でも十分使用に耐える優秀なカードである。ちなみに、Code Gate 向けのほぼ同等の機能をもつ《Gordian Blade》は、機能や Strength は同等なのに、コストだけ 4 と倍もする。Sentry に至っては、同等の機能をもつ《Garrote》のコストは 7 もあり、メモリーユニットも 2 と、とても使いにくい性能になっている。これらを見る限り、Barrier タイプのアイスは、他のタイプに比べて突破しやすくデザインされていると言えよう。

Anarch のデッキでは、Barrier タイプに対してだけこのカードを採用し、他のタイプに対しては《Faust》《Eater》のような、汎用性のあるアイスブレイカーで対処することが多いようだ。デッキによっては、補助的に《Yog.0》《Mimic》のように Strength 強化能力のないアイスブレイカーを、追加で1,2枚ほど採用しているものもある。Anarch 以外の Faction のデッキでも、このカードを 1,2 枚採用しているものを結構見かける。