まさかの時のボードゲーム:ガイアプロジェクト [1] ゲームの概要

このゲームは、プレイヤーは宇宙開拓に乗り出した種族の長(?)となって、勝利点宇宙に点在する惑星を開拓したり、科学技術を発展させたりさせながら、自分の種族を繁栄させていくという感じのゲームです。ターン制のゲームで、プレイヤーは自分の手番にさまざまなアクションを実行して種族を発展させつつ、勝利点を稼いでいきます。そして 6 ラウンド終了した時点で、最も勝利点を稼いだプレイヤーが勝利となります。

プレイヤーは、最初に自分の担当する種族を14種類からひとつ選びます。種族ごとに専用のボードがあり、プレイヤーは使える資源や建設物をボードを使って管理します。ボード上にある資源(鉱石、現金、知識)は、アクションの実行に使ったり、惑星に建物を建設するために使用します。ボードには、その種族だけが使える特殊なアクションが書かれていることもあります。

こちらは、プレイヤーが開発する「星域」を表すボードです。星域にある星に「鉱山」を建てるところから、開発が始まります。鉱山を建てることで、その惑星に「入植」したことになります。そして、建てた鉱山の数だけ、ラウンドごとに「鉱石」の資源がもらえるようになります。「資源」は建物を建てる他、さまざまな用途に使うので、たくさんあればあるほどゲームを有利に進められます。

星域にはさまざまな色をした惑星がありますが、種族ごとに入植しやすい惑星と、入植が難しい惑星があります。

たとえば「地球人」は地球のような青っぽい惑星には、低いコストで鉱山を建てて入植できます。一方で、赤っぽい惑星は地球と環境が異なるので、入植する前に惑星を「少し改造」する必要があります。黄色の惑星は地球とものすごく環境が違うようで、入植するには「大幅に改造」する必要があります。

惑星環境を改造するなどして「鉱山」を建設できたら、これを「交易所」や「研究所」などにグレードアップさせることができます。建物をグレードアップすると、「現金」や「知識」といった資源をラウンドごとに獲得できるようになったり、種族の「技術レベル」を上昇させて、入植や惑星改造にかかるコストを減らしたりできます。

複数の惑星に入植して建物をある程度グレードアップできたら、いくつかの惑星をまとめて「同盟」というもの作ることができます。同盟を作ることで、多くの勝利点を得られたり「技術レベル」をさらに高めて、より効率よく入植やグレードアップなどができるようになります。

これは、種族の科学技術の進歩度合いを示す「発展ボード」です。このボード上に、自分の種族の色のコマを置くことで「技術レベル」がどのくらい進歩しているかを示します。基本的に、コマが上(写真では左上方向)に進めば進むほど「技術レベル」が高いことを示しています。技術レベルの高さに応じて、建物を建てるコストが安くなったり、ラウンドごとに貰える資源が増えるなど、さまざまな恩恵があります。

このような感じで基本的にゲームは進んでいくのですが、単に鉱山を建てたり建物をグレードアップするだけでは勝利点は得られません。入植やグレードアップなどは、あくまで勝利点を得るための「準備」のようなものです。勝利点を獲得していくためには、それを意識したアクションの実行が必要になります。

次回は、具体的にどのようにして勝利点を得ていくかについて説明する予定です。