MTG カード与太話: 異界月より「即時却下」


即時却下/Summary Dismissal

《キオーラの放逐/Kiora’s Dismissal》や《計算された放逐/Calculated Dismissal》のように、Dismissal はこれまで「放逐」と訳されていたのが、これは Summary 込みで「即時却下」と訳された。Summary Dismissal の英語の意味は「懲戒解雇」に近いと思うんだけど、それだとカードの能力と少しずれた感じがするため、別の訳語を模索したぽい。おそらくは、法律用語の “Summary Judgement” が「簡易判決」とか「即決裁判」 というように訳されるのにあわせて、Summary を「即時(即決)」、 Dismissal を 「却下」(判決の却下という意味がある)と意訳したのではないか、と勝手に推測している。この名前なら、カードのイメージと合致している。ただ、今後 Dismissal という単語をもつカードが出てきたとき、どう訳すかを悩みそうだけど・・・

《取り消し/Cancel》に1マナ足しただけで、ほとんどすべての呪文と能力を打ちけせるようなった、というようなカード。4マナはなかなか重いけど、《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll》が出るのを阻止できたり、江村先生をターン追加能力ごと止められるのはすごい。呪文だけではなく能力の打ちけしにも使えるので、汎用性はなかなか高そう。刹那カードは打ち消せないのが玉に瑕ではあるものの、それは微々たる欠点かも。いつもながら青いデッキのことはよくわからないけど、相手に使われたらかなりイヤなカードなことは間違いない。