MTG カード与太話: 霊気紛争より「無秩序街の主」


無秩序街の主/Freejam Regent

このセットで唯一のドラゴン。しかし、絵的には顔はヘビとか悪魔っぽい感じだし、体は何だか豹柄だし、ポーズも妙にコミカルで、いつものドラゴンのような威厳があんまり無い。カード名も「無秩序街の」ではなくて「」となっていたり、神話レア枠を人間に譲ってしまっているあたりに、ドラゴンとしての威厳の喪失が見られる(?)。今季はアーティファクトに主役を取られたので三枚目の役に徹し、来季での再起を狙うというドラゴン族の苦渋の選択か(妄想です)。それでも、多少なりともアーティファクトを利用する能力をもっているあたりに、ドラゴンのしたたかさが見える。ていうか、もうちょっと格好良い絵にしてほしかったなー(本音)。

どうでもいいけど、無秩序街 (Freejam) というのは、カラディシュにあるギラプール市の近郊にある街で、航空技術が発達した街らしい (MTG wikiによる)。といっても、今のところこのカード以外に無秩序街に関係するカードはなく、誰もいない街の主みたいな、やや悲しい状態になっている。《霊気圏の収集艇》とか《羽ばたき飛行機械》みたいな、飛んでるアーティファクトは実はここで作られた可能性はあるが、特にフレイバーなどでは言及がない。《羽ばたき飛行機械》の背景を見ると、ギラプール市とその周辺にあるという尖塔や高層建築物らしきものはあるものの、無秩序街は「地面を歩かなくても建築物を伝って歩ける」みたいな特徴があるそうなので、やっぱり違う気もする。

この「主」を名乗るドラゴンの、ぼっち疑惑が晴れる日が来るのだろうか。