まさかの時のボードゲーム Gloomhaven (S2) シナリオ #2 Barrow Lair [1] 突入前

プロローグ

K「さて、街に一度戻りますか?」
U「街遠い。帰るのめんどい。」
K「…一時間くらいで帰れますけどね。まあでも、わざわざ街に帰る意味はあんまり無いでしょうね。」
U「ここ臭い。ボス倒して出る。」
K「そうしますか。」


Brute の K と Tinkerer の U は、Easy モードで何とかシナリオ #1 を突破できあたので、そのまま シナリオ #2 の Barrow Lair に向かうことにした。シナリオ #2 は、シナリオ #1 とリンクしているので、シナリオを進めても Road Event は発生しない。また、Gloomhaven にも帰らないので、アイテムの購入やレベルアップなどもできない。

このシナリオでは、シナリオ #1 と違って「ボス」の Bandit Commander がいて、こいつが中央の部屋のど真ん中に陣取っている(最初の部屋に入った時点では見えてないけど)。そして、ボスの特別な行動として、次のことをする。

  1. ドアに飛び蹴りをかまして、ドアをあける。隣りの部屋のモンスターが動きだす。
  2. Living Bone を召喚する。(2プレイヤーならノーマル1匹、3-4プレイヤーならエリート1匹)

シナリオのクリア条件が、ボスを倒してボード上にいる見えているモンスターすべてを倒すことなので、戦いが長びけば長びくほど倒すべき敵が増えて不利になるのは明らかである。


K「そういえば、ここのボスはとんでもない跳躍をするらしいですよ。」
U「どゆこと。」
K「なんでも、部屋の端から端までジャンプしてドアを蹴破れるとか。」
U「…バネ仕掛け?」
K「仕掛けはナゾです。」
U「バネの靴、分解したい。」
K「たまには Tinkerer らしいことを言うんですね。あなたが Tinkerer なことは、すでに忘れかけてましたが。」
U「欲しい。」
K「…拾えたらいいですねえ。でも、こんな死体だらけの場所にいるボスの靴だから、かなり臭いと思いますよ。」
U「…臭い、イヤ。」
K「あ、そういえばさっきから妙な雰囲気を感じます。呪いの類でしょうか。」
U「解除して。」
K「多分、この場所にかかっている呪いなので、解除するのは難しんじゃないでしょうかね。というか、私はそもそも脳筋キャラなので、どうやって解除するのか見当も付きません。」
U「…解除して。」
K「とりあえず攻撃し続けていれば、いずれ呪いは消えますよ。」
U「脳筋。」
K「いや、だから脳筋なんですって。」


ボスは Easy モードの2人プレイでも HP が 16 もある上に、どれだけドアが離れていても飛び蹴りをかませるという、反則のような跳躍力をもっている。中央の部屋にいるエリートのアーチャーの妨害も、なかなか鬱陶しいことが予想される。開いた部屋から出てくる Living Colapse は移動速度が遅いので、部屋が開いてもすぐには出てはこない。しかし、ボスが 4 つの部屋とも開けてしまうと、2人プレイでも合計 6 体(うちエリート2体)も出てきてしまい、これらすべてを倒すのは骨が折れる。

その上に、このシナリオの特殊ルールで CURSE の NULL カードを攻撃修整デッキに 3 枚も追加される呪いがかかっている。つまり、攻撃が結構な確率で空振りになることを覚悟しておく必要があるわけだ。CURSE カードは、一度引けばデッキから抜かれるのだが、通常の 4 倍の確率で空振りになるというのはいただけない。

とにもかくにも、ボスを早く倒してしまう以外にはない。

K「それじゃ、行きますか。」
U「臭すぎ。」
K「マスクでも持ってくるべきでしたね。」
U「消臭力。」
K「それは別の世界線で使ってください。」

前の記事
次の記事

まさかの時のボードゲーム Gloomhaven (S1) シナリオ#1 Black Barrow [4] ラウンド 7-最後

ラウンド7

扉の隙間から部屋の中を覗く U。

U「んー、骨2匹、人2匹」
K「結構いますね。しかも骨ですか。」
U「骨っぽいー。」
K「奴ら、見た目に反して素早い上に、複数ターゲット攻撃してくるので侮れませんよ。」
U「悪い骨!」
K「いい骨とかいるんですかね。」
U「開ける?」
K「向こうの出方次第ですが、囮を出せますでしょうか。」
U「置くー。」
K「任せましたよ。」
U「ほい。」

先に U が動いてドアを開けた。この瞬間、部屋の中の 2 体の Living Bone と 2 体の Guard に気付かれる。しかし、いずれも動く気配はなかった。

U「動かない?」
K「おや、運がいいですね。」
U「進むー。」

U は、敵が動いてきたら引くつもりだったが、動く様子がないので部屋の中に入りこんだ。そして、すぐ横に Decoy を置いて起動した。

U「でこちゃん、出発!」
K「いい位置に置けましたね。これは有利に戦えそうです。」

開いているドアまで K は進むと、Spare Dagger で骨に遠隔攻撃を実行し 4 ダメージを与えた。

骨と Guard は移動のアクションがなく、攻撃できる範囲に敵もいないため、何もすることなくこのラウンドを終わった。

ラウンド8

K「とりあえず、ダメージを受けてる骨は倒します。骨より先に動きますよ。」
U「爆弾、たくさん。」
K「今度はアレですか。」
U「花火ー!」
K「…巻き込まないでくださいね。」

K は素早く移動するために、Provoking Roar を出してこれを移動のために使った。骨2体の前に出ると、Leaping Cleave で両方の骨を攻撃した。その結果、上の骨には 4 ダメージ、下の骨には 2倍の 6 ダメージとなり、両方とも倒すことに成功した。

U「すごーい。」
K「我ながら、いい攻撃でした。」
U「出番なーい。」
K「まだ敵は残っていますよ?」
U「コインコイン!」
K「…あなた、まさか!?」

U は当初の予定を変更して、Ink Bomb を攻撃には使わずに移動するために使用した。それから Stun Shot で、手前の Guard を攻撃した。ダメージは 1 だったが、Guard はスタンで動けなくなった。

二体の Guard のうちの一体はスタンで動けず、もう一体も一歩しか動けないため、このラウンドは敵からは何も攻撃を受けることなく終了した。

ラウンド9

U「むふふ。」
K「…敵を倒すより、コイン回収を優先しましたね?」
U「コイン、キラキラ、好き。」
K「仕方ないですねえ。私は経験値狙いで行きますよ。」

K は Trample の下段のアクションで、Guard 2体を跳びこしつつ攻撃を加えた。攻撃の結果はそれぞれ 4, 1 となり、スタンしていた Guard は何もできず倒れた。Trample の効果で、K は経験値 2 を得る。

K「まずは 2 ポイント」

続いて Shield Bash の上段のアクションで、残る Guard を攻撃した。ダメージは 4 となり、最後の Guard も倒した。

K「これでさらに 2 ポイント。」
U「拾うー。」

U はここで Hook Gun の下段のアクションで、一気に 6 コインと宝箱を回収した。最後の攻撃アクションは、対象がいないので何もせずに終了となった。

U「大漁、大漁!」
K「うーん、コインはまったく拾えませんでしたねえ。」

シナリオ終了

K「それにしても、最後の部屋は敵が動く前に倒せてラッキーでした。」
U「ラッキーコイン!」
K「…敵を全部倒したら、コインを回収できなくなるなんて、あなたがちゃんと認識しているとは思いませんでしたよ。意外です。」
U「Tinkerer、賢い。」
K「まあ、そういう設定ではありますが…」
U「でも、経験値ない」
K「予想外に早く終わりましたらからね。10回くらいやった中では、手札がかなり残ったほうです。」
U「10回?」
K「違う世界線の話です。気にしないで下さい。」

今回は、シナリオレベルを 0 にした EASY モードで攻略を行なったので、ゴールドの変換レートは 2、ボーナス経験値は 4 である。K のシナリオ中で 9 の経験値を得たので、ボーナスとあわせて 13 の経験値を得たことになる。コインは 1 枚も拾えなかったため、獲得ゴールドは無しである。一方の U はシナリオ中での経験値は 3 で、合計 7 の経験値を得た。貨幣トークン(コイン)は 7 枚拾ったため、結果的に 14 ゴールドの獲得に成功した。さらに、宝箱を拾ったので中身を確認する。

U「何かな、何かなー。」
K「盗賊どもの宝ですからね。期待しますよ。」
U「ぱかー!」

中身はランダムイベントカードで、Toxic Moor のシナリオのアンロックに成功したようだ。

K「おお、シナリオのアンロックですか。なかなかいいものじゃないですか。」
U「おいしい?」
K「噂に聞いたところでは、そこに行くと手に入りにくいヒーリングポーションが手に入るらしいですよ。」
U「おいしくない。」
K「味はともかく、効果はおいしいと思います。ただ、ドレイクとかちょっと強めの敵がいるとも聞いてますので、少し対策して行かないと危険かもしれません。」
U「ほむむ。」
K「…あんまり興味なさそうですね。まあ、ここのボスを倒して書類を取り戻してから考えましょう。」
U「ほい。」

K「そういえば、あなたの戦闘目標は何だったんですか?」
U「エリート、倒す。」

K「おや、おめでとうございます。クリアですね。たしかに、エリートを気にしましたね。ちなみに私は 5 匹以上敵を倒す、でした。」
U「クリア、おめめ!」
K「ありがとうございます。」

(シナリオ2に続く、かも)
目次

まさかの時のボードゲーム Gloomhaven (S1) シナリオ#1 Black Barrow [3] ラウンド 4-6

ラウンド4

K「ドアの隙間から見たところ、部屋には敵が3体いるようです。手前に2体、奥に1体ですね。左の一体はうまくすれば罠に落とせそうなので、やってみます。」
U「右、殺る?」
K「左を罠に落とすと、剣が届かなくなりますね…。私はそのまま右をやるので、左をやってもらえますか。」
U「おっけ。」
K「さて、ブーツを使いますかね。」

K は、あらかじめ街で買って装備していた Boots of Striding の能力を起動し、移動力を 2 上昇さた上で Overwhelming Assault の移動能力を使い、合計 5 マス移動した。そして左にいる Archer に肉薄し、PUSH のアクションで Archer を押した。Archer はトラップに落ちてダメージ受けることになった。

U「ないーす!」
K「まだまだ、これからですよ。」

次に K は、移動した量をそのま攻撃力に変換できる Balanced Measure のアクションで、右の Archer に攻撃した。クリーンヒットすれば 5 ダメージを与えることができ、一撃で倒せる予定だったのだが、-2 の修整カードを引いてしまい、結果は 3 ダメージだった。

K「なかなか、計算通りというわけにはいきませんねえ。」
U「いっくよー。」

U は Stun Shot の下段の移動能力を使い、K のすぐ横まで移動した。それから Enhancement Field の上段のアクションで、左にいる Archer を攻撃した。ダメージは 4 となり、Archer はそのまま倒れた。

U「エリート、来る?」
K「Archer はこのラウンドでは動かないようですから、エリートは大丈夫でしょう。問題はこっちの Archer ですね。ターゲットが 2 人なので、私だけでなくあなたにも攻撃が来ます。耐えてください。」
U「…耐える。」

エリート Archer は移動アクションがなく、攻撃可能範囲に U も K もいないので、何もせずそのまま立ちつくしている。右のノーマル Archer は K と U に対して弓を放った。U に対しては -1 の修整カードを引き、元々の攻撃値の修整が -1 のため、結果的にダメージを受けずに済んだ。一方、K は Archer に隣接しているため、遠隔攻撃のディスアドバンテージ効果によって修整カードを 2 枚引き、より悪いほうのカードを適用するのだが、Archer が引いたカードは二枚とも +1 だった。

K「運がいいのか悪いのか。」

シールドなどの効果も含めて、K は結果的に 1 ダメージを受けた。

ラウンド5

なぜか U がぐるぐる腕を回している。

U「引っぱるー!」
K「…アレをするんですね?」
U「準備、必要。」
K「時間がかかるってことですね。」
U「うん。」
K「では、右を何とかしときます。」
U「むふふ。」

K は Speare Dagger を近接攻撃として使用して Archer を攻撃した。修整カード -1 を引いてダメージは 1 だったが、Archer の HP は 0 となってその場に倒れた。続いて K は Shield Bash でシールドを張り、エリートの攻撃に備えた。

エリート Archer は 2 歩動いて、距離 3 から K に攻撃してきた。結果は 3 ダメージだったが、K はシールドを二重に張っているので、ダメージは 1 まで軽減された。

K「さーて、こちらはオーケーですよ。」
U「いっくよー」

U は罠の手前まで進んだところで、Hook Gun でフック付きのワイヤーをエリートに向って放った。+1 修整カードを引いてエリートに 3 ダメージを与えつつ、エリートにフックでひっかけて手前に引き倒す。

エリートはそのまま罠に落ち、罠からダメージを受けてエリートは崩れ落ちた。

ラウンド6

K「やりますねえ。」
U「ばっちり!」
K「では、一息つきますか。」
U「! おやつ!?」
K「おやつの時間です。」
U「おやつ!!」

部屋の敵を一掃したので、このラウンドは K も U 長い休息をとることにした。それぞれ捨て札から 1 枚ずつを廃棄し、HP を 2 回復させた。

K「さーて、ではそろそろ行きますよ。」
U「はむはむ。」

(つづく)
次の記事
前の記事