MTG カード与太話: タルキール龍紀伝より「ドラゴンの餌」「揺るぎないサルカン」

このセット、不思議と与太話を書きたくなるカードが少なくて、そろそろネタ切れっぽい。いつもならどのカードから書くか悩むくらいなんだけど。


ドラゴンの餌/Kolaghan Stormsinger

最初からドラゴンの餌になる運命が決定している、哀れなゴブリンコンビを出すカード。とはいっても、エルドラージの落とし子のように、ゴブリンを生贄にしてマナが出るでもなく、ドラゴンが出るにあたってゴブリンを生贄にすることを要求するカードがあるわけでもない。実際にこれらを餌にするドラゴンがいるとしたら、龍の降下/Descent of the Dragons で出てくるドラゴンくらいだろうか。フレーバー的にはあってそうだけど、それならゴブリン 4 匹くらい出てほしいよね。

他にゴブリンを生贄にして何かできるドラゴンとしては、禿鷹エイヴン/Vulturous Aven がいる。しかし、これで生贄にできるのは 1 体だけで、2 匹は食べられない。無情な死牙/Ruthless Deathfang は自分でゴブリンを食べる能力があるわけではなく、誰かが食べたら(?)自分もつられて相手クリーチャーを食べてしまうという能力になっている。どうもタルキールのドラゴンたちは、あまり他のクリーチャーを食べないらしい。タルキールでは、このゴブリンがドラゴンに食べられてしまう確率は思ったより低そうだ。

ちなみに過去には「貪食」を持つドラゴンがいて、味方を食い散らかしてたことはあった。なので、ドラゴン全体がそうというわけではないらしい。


揺るぎないサルカン/Sarkhan Unbroken

揺るぎないらしい。Unbroken を直訳したら「完全(無欠)な」とか「完全体の」とかになりそうだけど、「揺るぎない」のほうがニュアンス的に良い訳よね。それはともかくサルカン君、タルキールを龍の姿で飛びまわっているあいだに、16〜18号をどこかで吸収して完全体になり、揺るぎなくなったようだ(多分)。手始めに、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas 君あたりと武闘会を開催するのかと思いきや、完全体になってもナーセットを見つられなかったので意気消沈してしまう。そして今は、願いを叶えてくれるらしいウギンにナーセットの居場所を教えてもらうため、タルキールで 7 つのドラゴンカードを集める旅をしているそうな・・・あんまり揺るぎなくない気もするけど、詳しくはWiki をどうぞ (注: 以上の記事は、運命の再々編後のことです)。

サルカン君、揺るぎなくなったらドラゴンには変身できなくなったけど、代わりに無印時代狂乱時代よりも派手に、ドラゴンの大軍団を呼べるようになった。ドラゴンを満載したデッキでこの能力使えば、勝利は間違いない。その代わり、三色になって給料も高くなってしまったので、多少呼び出しにくくはなった。まあ、現在のスタンダードやブロック構築の環境下では誤差の範囲かもしれないけど・・・。何にせよ、これだけドラゴンまみれの環境なら、これまで以上に活躍できるんではないかと期待したいところ。