MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「月皇の司令官、オドリック」


月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal

《一枚岩の努力/Concerted Effort》のように、クリーチャーのキーワード能力を、自軍全体にコピーする能力を持つ伝説のクリーチャー。面白いのは、《一枚岩の努力/Concerted Effort》を含めたこの手の既存のカード(《死面の映し身人形/Death-Mask Duplicant 》とか《石塚の放浪者/Cairn Wanderer》とか)で例示されるキーワード能力は、全て「飛行」になっていたのに対して、オドリック君は例示が「先制攻撃」になっていること。これは《熟練の戦術家、オドリック/Odric, Master Tactician》が先制攻撃をもつクリーチャーだったからだよね、きっと。公式記事でも特に言及はないけど、開発の気紛れによる偶然ということは無いよね・・・。

今後、別のカードにキーワードコピー能力がついたときに、例示の記述が果たしてどうなるのか、興味がつきないところ。

MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「戦墓の巨人」


戦墓の巨人/Diregraf Colossus

巨人になった《息せぬ群れ/Unbreathing Horde》のようなカード。幻影能力がなくなった代わりに、墓にゾンビがいなくても戦場に出られるようになり、さらにゾンビを増殖させる能力がついた。ただし《墓所のタイタン/Grave Titan》のような単独でトークンを出せるカードと違って、増殖させるためにはゾンビ呪文を唱える必要があり、多少の工夫が必要になる。

たとえば、唱えたゾンビを《アンデッドの王/Lord of the Undead》や《冥府の世話人/Infernal Caretaker》などで墓地から回収しつつ、《屋根の上の嵐/Rooftop Storm》を並べて 0 マナでゾンビを2倍速で出す、みたいなことができたら楽しそう。何げに青い呪文(カウンターとか)に対して耐性のある能力だし、どこかで活躍しそうな気はする。