MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「アヴァシンの裁き」


アヴァシンの裁き/Avacyn’s Judgment

《とどろく雷鳴/Rolling Thunder》がマッドネスになったら赤1マナ減ったというか、《激発/Violent Eruption》の火種のマナ数を可変にしてみたという感じのカード。普通に唱えると 1 マナだけお得になるけど、2 マナで 2 ダメージは効率がよくない。やはりここは、手札を捨てるカードと組んで相手を燃やしまくりたいところ。再録された《癇しゃく/Fiery Temper》と一緒にデッキに詰めこんで、手札を捨てつつ相手を燃やしまくるデッキを組んでみたいところ。

ちなみに、マッドネスのコストに X を含むカードはこれまでに無かったようだ。ただ、X というテキストを含むマッドネス、というだけなら《ベラドンナの暗殺者/Nightshade Assassin》がある。この暗殺者は、公開した黒のカードの枚数を X として参照するものだった。X がコストに入っていなかったのは、もしかするとマッドネスのコストに直接 X を入れても悪さをしないかどうか、当時は十分に検証できていなかったのかもしれない。このカードの登場から 10 年たって、ようやくコストに X が入ってきた。長い年月を経て、そろそろ X をコストに入れても大丈夫そうだという確証が得られたのだろうか。MTG は息が長いので、こんなに時間をかけた検証や開発ができるというのがすごいよね(あくまで想像です)。