MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「マウアー地所の双子」


マウアー地所の双子/Twins of Maurer Estate

いかつくない系の金髪の美少女が二人も描かれているという、MTG 史上、稀に見るレアカード。神話レアとか目じゃないレベル。むしろコモンでよかった(?)。これは、MTG の歴史の中でも《Little Girl》を除けば最年少ではなかろうか。匿名希望のモンクさん(45歳男性)がうっかり声をかけて、行方不明になる(モンクさんのほうが)事案が発生するのも仕方ない。

いや、もちろん MTG のイラストにそんなことは求めてないんだけど、あまりに少ないからわざと避けてるのは間違いないよね。はたして、あっちの人達はどう思っているのだろうか。実際この手のカードは本当にレアで、他には《解放の天使/Emancipation Angel》、《末裔の道/Descendants’ Path》くらいしか知らない。というか、あったら教えて。

MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「巨体の悪魔」


巨体の悪魔/Hulking Devil

特に何も能力をもっていない、珍しいバニラなデビル。とはいえ、先輩であるバニラなデビルの《暴動の小悪魔/Riot Devils》は、集団でやっと 2/3 だったのに対して、こちらは単体で 5/2 だと思えば、バニラにしても随分と強化されている。Devil という単語は、MTG では「小悪魔」と訳されることが多いけど、さすがに「巨体な小悪魔」というのはおかしかったのか、今回は「悪魔」と訳されたようだ。

ただ、見た目的にはなかなかに強そうだけど、中身はやはり「小悪魔」らしく、見た目ほどのタフさはない。この、見掛けほど固くないという特徴は、同型の先輩《暴れ玉石/Cobblebrute》を見習って引き継いでしまったらしい。

MTG カード与太話: イニストラードを覆う影より「ウルヴェンワルドのハイドラ」


ウルヴェンワルドのハイドラ/Ulvenwald Hydra

ハイドラとしては、パワーとタフネスが初めて */* という表示になったクリーチャー。ハイドラはサイズ可変なものが多いので、過去に */* というハイドラがいそうな気がしていたけど、実はいなかったらしい。これまでのハイドラは、パワーとタフネスは 0/0 という表記で +1/+1 カウンタを載せたり除去したりすることで、可変を実現していたようだ。

なんとなく、首が +1/+1 カウンターで、首が増減することでサイズが変わる、というイメージをしてた(妄想です)。その線でいくと、こいつはこれまでのハイドラとは違い、首の数は固定のままで、支配する土地の数によって直接体のサイズが変化するようになったらしい。何げに到達持ちなハイドラも初めてだし、緑の定番クリーチャーであるハイドラも、これまでとは別の方向に進化しはじめたのかもしれない。