MTG カード与太話: 運命再編より「始まりの木の管理人」「僧院の導師」

ドラゴン大量に出て嬉しい。


始まりの木の管理人/Warden of the First Tree

エルドラージ覚醒にいた、レベルアップするクリーチャーを思いだす。最初は 1/1 だけど、マナを投入していくごとに 3/3 になり、さらにトランプルや絆魂がつく、といった感じで強くなっていくところが似ている。ただ、うまく工夫すれば途中のレベルをすっとばせたり、戦闘中にいきなりレベルアップできるのは面白い。

例えば、《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling》を使えば、2番目や3番目の能力を使うことができる、よね。ただし、クリーチャータイプを得ただけでは何もおこらず、起動能力を使う必要があるところに開発の匙加減を感じる。能力を十二分に活用するには、出してから大切に育てていかないといけないので、いかに除去されずに守っていくかというところが課題になりそう。可能性は感じるものの、構築で能力を活用するのはちょっと難しいかもしれない。2 ターン目に殴れる 2 (+1) マナ 3/3 の人間と割り切って使えば、そこそこ行けそうな気はする。

どうでも良いけど、クリーチャータイプがかわったりパワーやタフネスが変更されたりするので、MTGO の実装がいろいろ面倒な感じがするよね・・・


僧院の導師/Monastery Mentor

クリーチャー以外の呪文が、全て果敢付き 1/1 トークンを出す呪文に化ける。これはかなり強いんじゃ? 数体並べると、圧倒的な制圧力を生みだせそう。沢山並べると、果敢の解決順序を考えるのが面倒そうだけど・・・。とまあ、カードの強さについてはあちこちで言われているようので、ここではこれくらいでパス。

神話レアにいる同僚の《魂火の大導師/Soulfire Grand Master》は、訳語は似てるけど、元はそれぞれ Mentor と Grand Master なので違っている。というか、意外にもこれまで Grand Master という名前のクリーチャーはいなかったらしい。Mentor のほうは、かなり昔から「導師」という訳語が当てられていて、今回もその伝統にならった模様。一方 Master のほうは「達人」と訳されたものが多いものの、「使い手」とか「主」とかカードの雰囲気や前後の単語にあわせて、いろいろな訳語があてられているようだ。

それで、Grand Master というとギルド長や騎士団長みたいな役職を想像するんだけど、たしかに「グランドマスター」とカタカナ表記する以外では、うまい訳語があんまり思いつかない。棟梁とか首領とかだと、ちょっとイメージが違うきもする。一方、チェスのグランドマスターという方向なら「名人」かなと思ったんだけど、名人という訳語は《縄抜け名人/Escape Artist》とか《時間の名人/Temporal Adept》で使われいて、微妙に弱い感じ(?)。大名人、くらいではどうだったかなあ・・・って、このカードと全然関係ない話になったね。