まさかの時のボードゲーム Android Netrunner (15) デッキ構築のルール

デッキを構築するときは、まず使用する ID カードを選ぶ。ID カードの右下に、そのカードを使用してデッキを作る場合に、デッキに入れなければならない最低のカードの枚数が書かれている。必ずその枚数以上のカードが含まれている必要がある。



たとえば、この ID カードなら 45 枚以上のカードを必要とする。ひとつのデッキに同じ種類のカードは 3 枚までしか入れられないので、45枚のデッキなら15種類以上のカードを入れなければならない。

この他、デッキに入れられるカードには以下の制約がある。

  • ID カードと裏面の色が異なるカードは入れられない。(コーポレーション側にランナー側のカードは入れられない。逆も同じ)
  • ID カードと異なる「陣営」のカードは、その影響値の合計がID カードに書かれた影響値以下になるようにしか入れられない。
  • コーポレーション側は、デッキの枚数に従って入れるべき合計の計画ポイントが以下のように決まっている。
    • カード枚数 40-44枚:18-19 計画ポイント
    • カード枚数 45-49枚:20-21 計画ポイント
    • カード枚数 50-54枚:22-23 計画ポイント
    • 以降、5枚増えるごとに 2 計画ポイントずつ増える

    影響値というのは、カードの隅に描かれた白い点(ドット)のことで、この丸の数の合計が ID カードに書かれた「影響値の上限」を越えないように、デッキに入れなければならない。


    JintekiKate

    上のように、カードの下(の下側)に書かれている 15 という値が影響値の上限で、上がデッキに入れる必要のある最低枚数 (45) を意味する。ちなみに Core Deck の ID カードの影響値の上限は、陣営問わずいずれも 15 で、最低枚数は 45 になっている。拡張パックの ID カードには、上限が 25 くらいのものがあったり、最低枚数が 40 枚とか少ないものもあったりする。



    デッキに入れるカードの影響値(Influence)は、上の左のカードの左下にある 2 つの白い点で表されており、このカードの場合は影響値 2 を意味している。右のカードは 3 つあるので影響値は 3 である。ただし、これらはジンテキのカードなので、ジンテキのデッキに入れるときはこの影響値を考慮しなくていい。一方で、ハース・バイオロイドやウェイランドなどの他の ID カードを使ったデッキに入れるときは、影響値の合計が ID カードの影響値を越えないようにする必要がある。


    iceEnigma

    アイスは右下(左下?)に点が書かれている。左のカードは影響値 1 である。右のカードは影響値の白い点がひとつもない。これは影響値 0 を意味している。Nutral のカードの多くは影響値 0 であり、その場合はどのデッキに制約なくでも入れられる。


    AjendaAjenda

    アジェンダのカードの多くには、左のようにそもそも影響値の欄がないものが多い。この手の影響値の欄がないカードは、他の陣営のデッキには入れることができない。一方、右のアジェンダには欄があるけど白い点が打たれていない。先の Nutral のアイスと同様に、これは影響値 0 を意味しているので、どのデッキにでも制約なく入れることができる。影響値の欄がないのは影響値 0 を意味するわけではない。このあたりはちょっとややこしい。

    なお、デッキのカード枚数に上限はない(ことになっている)。


    ちなみに、最初から自分でデッキを組むのはなかなか難しい。Core Set のデッキをベースにするか、下記のトーナメントのデッキを集めたサイトを見て、いずれかのデッキをベースにして改造する、という方針でやることをオススメしたい。


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